報道資料
令和元年6月24日
中国総合通信局
「臨時災害放送局の高度利用に関する調査検討会」を発足
〈全国初 臨時災害放送局の同期放送の検討〉
中国総合通信局(局長:長塩 義樹)は、災害の被害軽減のために開設する臨時災害放送局について、調査検討会を発足し、被災地域が広範囲に及んだ場合に円滑に開設するためのモデル的な構成について、検討を行うこととしました。
1 目的
臨時災害放送局は、災害の被害軽減のために開設するものですが、被災地域が広範囲にわたる場合には、追加的に中継局を設置する必要があります。その場合、親局と中継局で異なる周波数が必要となりますが、放送局間の影響を考慮することが必要なため、開設まで時間がかかる場合があります。
本調査検討会は、臨時災害放送局が早期に立ち上げ可能となるよう、FM同期技術(※)等を活用して同じ周波数で放送する臨時災害放送局を複数開設する場合に必要な技術的条件等を検討するため開催するもので、臨時災害放送局による同期放送の検討は全国初となります。
※FM同期技術:同一番組を同一周波数により複数の送信所から放送する場合の品質劣化を低減・改善するための技術
2 調査検討の概要
別紙1
3 検討会の構成
別紙2
4 検討会のスケジュール
第1回調査検討会を令和元年6月26日に開催し、令和2年3月末を目処に今年度の検討結果を報告書としてまとめることとしています。
・令和元年度 モデル検討、室内試験、検証・評価等
※検討会を今年度内に4回程度開催予定
・令和2年度 フィールド試験、検証・評価等(予定)
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