報道資料
令和6年6月27日
中国総合通信局
「超短波放送(FM放送)における同一周波数放送波中継による同期放送に関する調査検討会」を発足
<FM放送における同一周波数放送波中継は国内初の取組>
中国総合通信局(局長:小原 弘嗣)は、超短波放送(以下「FM放送」という。)における同一周波数放送波中継での同期放送を実現するため、調査検討会を設置します。
本調査検討会では、山口放送株式会社(代表取締役社長:林 延吉)などが開発した「FM回り込みキャンセラー機能を内蔵したFM放送波中継装置(以下「FM回り込みキャンセラー装置」という。)」の技術的条件を検討し、国内初となる同一周波数放送波中継による同期放送の実現を目指すこととしています。
1 目的
FM放送における同一周波数放送波中継による同期放送は、放送波中継で受信する周波数と放送用中継局(以下「自局」という。)で送信する周波数が同一であることから、自局においてそれぞれの放送波の判別ができないことなどから実用化されていません。
本調査検討では、新たに開発された「FM回り込みキャンセラー装置」を活用して、同一周波数放送波中継による同期放送に関する技術的条件を検討し、実用化に向けて、周波数偏差、最大周波数偏移、遅延時間などの技術的条件を明らかにすること及び屋内・屋外試験により有用性を確認することを目的としています。
2 調査検討の概要
3 検討会の構成
4 検討会のスケジュール
第1回調査検討会を令和6年7月3日に開催し、令和7年3月末を目処に検討結果を報告書として取りまとめることとしています。
なお、調査検討会での開催内容、議事概要は、中国総合通信局のホームページで公表する予定です。
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