記
1 平成29年度研究開発課題(北陸3県)研究開発課題名 | 研究代表者 | 研究分担者 | 概要 | 期間 |
登山者位置検知システムの社会実装にむけた登山者位置情報共有ネットワーク構築に関する研究開発 (説明図 参考資料1) |
石坂 圭吾 (富山県立大学) |
本真 義博
(北陸電気工業株式会社)
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現在、登山者の増加に伴い、遭難事故が増加している。そこで,遭難事故を未然に防ぐことを目的とした150MHz帯電波を用いた登山者位置検知システムを開発する。本研究開発では、登山者位置を共有するための山小屋ネットワークを構築し、登山者端末をマルチホップ無線技術に対応したものに改造する。さらに、冬季閉鎖になった後も山小屋に設置した検知局が動作するように無人検知局を開発する。これにより、実運用可能な登山者位置検知システムとなり、安全・安心な登山が提供可能となる。 | 1か年度 |
「福井県地域包括ケアシステム」のためのクラウド型在宅療養情報共有システムとAIによる事象分析に関する研究開発 (説明図 参考資料2) |
山村 修 (福井大学) |
江守 直美
大北 美恵子 村田 美穂 (福井大学)
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本研究開発の目的は、医療ニーズの高い患者が在宅療養を行う際に、患者・家族、医療・看護・介護提供者がデータを共有するための「クラウド型在宅療養情報共有システム」の構築を行う。 また患者・家族、医療・看護・介護提供者が行うコミュニケーションについても、スマートフォン等と4Gモバイルネットワークなどを利用し、電話、チャット、E-Mailなどを組み合わせ、時間と場所に制約されず本システムを活用できる環境を提供する。 | 1か年度 |
ネットワーク自動制御技術を用いたクラウド救急医療連携システムの研究開発 (説明図 参考資料3) |
木村 哲也 (福井大学) |
稲葉 英夫 (金沢大学) 宇隨 弘泰 江守 直美 笠松 眞吾 (福井大学) |
高齢化と過疎化が進む地域では、従来2次医療圏内で完結した心疾患や脳卒中などの超急性期治療が医師をはじめとする医療資源の流出により域内の医療機関だけでは成り立たなくなっている。このような退縮が著しい流出型2次医療圏では、死亡率が高い急性心筋梗塞、脳卒中の超急性期症状に対応できる救急病院の確保が困難である。本研究では、2次医療圏自体を仮想化し自動的に医療クラウドの再構成を行うシステムを開発する。 そして患者の疾病と状況に応じてクラウド上にオンデマンドで構築した最も適切な仮想2次医療圏を、流出型2次医療圏の救急隊のタブレットと参加医療機関に提示し、効率的な救命救急活動を行う事を目的とする。 | 1か年度 |
確率的潜在意味解析法(PLSA)を用いた先進的健康行動促進モデルの研究開発 (説明図 参考資料4) |
小坂 滿隆 (北陸先端科学技術大学院大学) |
金井 秀明 (北陸先端科学技術大学院大学) 高安 剛 関口 志穂里 (株式会社インテック) |
生活習慣病は今や日本の医療費の3分の1を占めており、罹患予防、重症化予防は財政再建を進める国の重要政策の1つにもなっている。本研究では、消費行動分析で実績のある「確率的潜在意味解析法(PLSA)」と「構造的モデリング技術(ベイジアンネット)」をヘルスケア領域に応用し、先進的な健康行動促進モデルを研究開発する。これにより、対象者の健康行動を予測し、保健師等が実施する行動変容に向けた介入を、より効果的で、効率のよいものとする。さらに、パーソナルデータを秘匿した状態での情報流通により、ヘルスケア情報の活用を促進する。 | 1か年度 |
研究開発課題名 | 研究代表者 | 研究分担者 | 概要 | 期間 |
自律分散コネクテッドカーを実現する到来波方向推定機能を有した円形配列フェーズドアレー偏波制御MIMOアンテナの研究開発 (説明図 参考資料5) |
本田 和博 (富山大学) |
小川 晃一
(富山大学) |
本研究開発の目標は、車の走行時の動きと伝搬影響を同時かつ適応的に制御するため、自律的に到来波方向を推定して指向性制御することによって、ギガビットクラスの超高速通信と高信頼性通信の両方を達成できる車載偏波制御アンテナを実現することである。 フェーズIでは限られた方向から電波が到来する環境に適した円形配列フェーズドアレー偏波制御4×4MIMO アンテナを開発して通信性能評価を行い、提案アンテナの理論検証を行う。フェーズIIでは、小型・低背化を実現したアンテナを用いて実験的検討を行う。最終的には、車載アンテナの多素子化・高周波化を図り、評価装置を用いて通信性能実験を行い、高信頼性通信と超高速通信の両方が実現可能であることを実証する。 |
1か年度 |