報道資料
平成29年10月30日
北陸総合通信局
第4回「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」
〜 G空間情報とICTの活用で便利な暮らしと社会へ、学生の入賞アイデアを発表 〜
総務省北陸総合通信局(局長 濱島 秀夫(はましま ひでお))は、北陸情報通信協議会(会長 久和 進(きゅうわ すすむ)北陸経済連合会会長))と共催で、北陸3県の大学、短期大学、高等専門学校などの学生を対象に第4回「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」を開催し、平成29年7月19日から同年10月6日の間、G空間情報(地理空間情報)とICT(情報通信技術)を活用したまちづくりのアイデアを募集しました。
今年度のコンクールには34件(昨年度は18件)の応募があり、観光分野や農業分野など、幅広い分野のアイデアが寄せられました。
応募いただいたアイデアは、北陸情報通信協議会G空間×ICTまちづくり推進部会(部会長 飯島 泰裕(いいじま やすひろ)(金沢大学 先端科学・イノベーション推進機構 客員教授))、大薮 多可志 副部会長(NPO法人日本海国際交流センター主任研究員)、鹿田 正昭 副部会長(金沢工業大学 副学長)他6名の有識者で構成する審査会において、地域性、新規性・独創性、適合性、実現性の基準から審査を行い、
別紙のとおり入賞アイデアを選定しました。
入賞したアイデアは、平成29年12月16日(土)に金沢商工会議所大会議室で開催する最終審査会において、提案した学生からプレゼンテーションを行い、G空間×ICTグランプリ、北陸総合通信局長賞、奨励賞及びシビックプライド賞を決定することとしています。
- 審査の基準
○地域性
北陸3県内の具体的な地域・産業・文化などに関するアイデアであるか。
○新規性・独創性
斬新なアイデアであるか。従来のサービスの価値を破壊するような独創性があるか。
○適合性
G空間情報及びICTを活用したものであるか。
○実現性
普及や実現するための具体的な内容となっているか。
- 審査員
○ 金沢大学 先端科学・イノベーション推進機構 客員教授 飯島 泰裕 氏
○ 富山信用金庫 常勤理事 梅川 雅之 氏
○ NPO法人日本海国際交流センター 主任研究員 大薮 多可志 氏
○ 株式会社アイ・オー・データ機器 CS部 ソリューションサービス課 シニアリーダー 乙村 雅彦 氏
○ 一般社団法人石川県情報システム工業会 アドバイザー 金平 勲 氏
○ 金沢工業大学 副学長 鹿田 正昭 氏
○ 金沢市 ICT推進室長 松本 明 氏
○ 株式会社PFU 経営戦略室 担当部長(CSR推進担当) 吉尾 仁司 氏
○ 北陸総合通信局 情報通信部長 門田 茂
- 関係報道資料
○ 第4回 G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール
〜 G空間情報とICTの利活用でより便利な社会をめざすアイデアを募集 〜
(平成29年7月19日発表)
https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/press/2017/pre170719.html
※ G空間とは地理空間のことです。「トライアルコンクール」では、位置情報及びそれに関連づけられた情報(G空間情報)を活用した提案を募集・表彰します。
G空間情報の代表的活用例 : カーナビゲーションシステム、スマートフォンの道案内アプリケーション。 |
第4回「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」入賞アイデア
(受付順。「◎」は提案代表者。提案概要はエントリーシートの記載による。)
○OWARA SEARCH
学校名 |
富山大学 |
グループ |
富山大学工学部 TOYAMA OWARA UNION |
提案者名
及び学年 |
中西 啓さん(3年)◎
菅沼 直斗さん(3年)
中田 翔也さん(3年)
松永 友寿さん(3年)
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提案概要 |
おわら風の盆には町の通りを歌いながら踊る町流しがある。この町流しの位置情報をアプリケーションで把握することで人混みでも迷わずにおわらを楽しむことができる。さらに簡易トイレの位置と空き状況も把握できる。 |
【審査コメント】
おわら風の盆に着眼した点は地域性において評価できる。
○スマートクルーズカード:乗船カードの機能拡張を通じた寄港地観光の活性化
学校名 |
小松短期大学 |
グループ |
小松短期大学 島内研究室 |
提案者名
及び学年 |
木澤 龍太郎さん(1年)◎
荒物屋 和紀さん(1年)
生水口 健斗さん(1年)
戸井 夕陽さん (1年)
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提案概要 |
乗船カードにRFタグを組み込んだスマートクルーズカードの提案。クルーズ船の乗下船管理を効率化すると同時に、スマホアプリと連動させ、みちびきを活用した精密な位置・観光情報を利用者に提供する。また移動情報を蓄積し、今後の観光行政に反映させる。 |
【審査コメント】
金沢港クルーズ及び市内観光に限定しており実現性が高い。
○スマートフォン向け 〜マラソン×G空間アプリ〜
学校名 |
金沢学院大学 |
グループ |
|
提案者名
及び学年 |
今西 陽さん(3年)◎
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提案概要 |
ランナーが作ったコースを見知らぬランナーが走る、マラソン練習サポートアプリ。
位置情報の記録を開始してから走るだけでオリジナルのコースが作成可能。途中休憩したスポットや、景色の写真を載せることもでき、初心者向けから上級者向け、景色を楽しむ人向けといったユニークなコースが集まる。 |
【審査コメント】
多くのコースを集められれば、事前の確認ができて興味深い。
○ 快適なバリアフリーツアーのためのガイドマップアプリの提案
学校名 |
福井工業高等専門学校 |
グループ |
福井工業高等専門学校 小越研究室 |
提案者名
及び学年 |
田中 琴子さん(5年)◎
北本 玲央さん(5年)
高島 颯也さん(5年)
三田 竜大さん(5年)
西塚 直矢さん(専攻科1年)
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提案概要 |
障害者や高齢者が旅行を楽しめるような地域を創るために、今ある地域のよいところ、改善が必要なところを地図上で視覚化でき、障害者の街歩きに役立つアプリ。2018年の福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会や2020年の日本でのパラリンピック開催等に向けて地域の改善や活性化につなげる。 |
【審査コメント】
障害の種類に応じて情報蓄積をする取組を狙っている点が評価できる。
○ ドローンによる水田モニタリング 〜おいしいお米をつくろう!〜
学校名 |
福井工業高等専門学校 |
グループ |
福井工業高等専門学校 空間情報工学研究室(辻野研究室) |
提案者名
及び学年 |
深井 弘一さん(5年)◎
鬼塚 愛華さん(5年)
小西 希依さん(専攻科1年)
堂山 翔平さん(専攻科2年)
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提案概要 |
ドローンを活用し、おいしいお米づくりに貢献したいと考えた。
具体的には、(1)除草ロボットによる除草効果の把握、(2)近赤外線のカメラを活用した水稲の活性度調査、(3)水稲の高さを面的に把握することで生育状況をモニタリングすることの3つを提案する。 |
【審査コメント】
実現可能性が認められ、実証実験を通じての早期実用化に期待する。
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