【関東総通】e-コムフォKANTO
令和元年8月6日
関東総合通信局
「地域課題解決に向けたワークショップ」を開催
関東総合通信局(局長:古市 裕久 ふるいち ひろひさ)は、一般財団法人全国地域情報化推進協議会(APPLIC)と共催で令和元年7月19日(金曜日)、九段第3合同庁舎内の会議室で、「地域課題解決に向けたワークショップ−自治体版ビジネスモデルキャンバスの作り方−」を開催しました。
このワークショップは、民間企業がビジネスモデルの分析や新しいアイデアによる課題解決等(イノベーションの創出)のために実践している「ビジネスモデルキャンバス」の手法を自治体職員に体験していただき、これを学ぶことにより、各地域が抱える課題の解決に資することを目的として開催したものです。
1 開催挨拶
関東総合通信局の古市局長は、「本日のセミナーを通じて、業務効率化が必要と感じている自治体職員の方、また地域で課題解決に取り組まれている企業・団体の方などが、今後、このような手法を通じて、ICT/IoT導入を検討するきっかけになれば幸いです」との挨拶を行いました。
2 オリエンテーション及びワークショップ
(一社)ビジネスモデルイノベーション協会代表理事の山本伸氏及び理事の三宅泰世氏をファシリテータに迎え、課題や現状の掘り起こしを行いました。
(1)分析手法の説明・練習問題
セミナーの流れの説明とゴールの設定を行い、なぜイノベーションが必要なのかを確認しました。その後、ビジネスモデルキャンバスの作成練習等を行いました。
【オリエンテーションの様子】
(一社)ビジネスモデルイノベーション協会 理事 三宅泰世氏より説明
(2)フリクションマップの作成・アイデア出し
地域の課題についてフリクションマップ※を使って見える化を行い、各課題に対して、全ての参加者が課題解決に向けて多くのアイデアを出しました。その後、多数のアイデアの中から抽出をして発表しました。
※フリクションマップ:地域課題の解決策を見える化するための手法(Forth Innovation Methodの手法の1つ)。
【フリクションマップを作成し、課題解決に向け多数のアイデアを出す】
- 自治体の課題を明確化し全員でアイデアの創出
- 「なぜ?」を繰返す
(一社)ビジネスモデルイノベーション協会 代表理事 山本伸氏による進行
(3)ビジネスモデルキャンパスの作成・分析
多数の課題解決アイデアの中から実現可能性の高いものを選び、ビジネスモデルキャンバス※の手法を用いて分析しました。
※ビジネスモデルキャンバス:現状を9の要素に分類し、関係性を視覚的に把握する方法。
【ビジネスモデルキャンバスを作成し、分析】
- ビジネスモデルキャンパスを用いた初期モデルを創作
- プロセスの概要を知る
3 参加者の感想
ワークショップ終了後、参加された方々から以下の感想をいただきました。
- 「なぜ」という観点を持ち、「なぜ」を繰り返すことが重要であると感じました。掘り下げていくことで解決策を模索するビジネス的な方法を取り入れていくという発想が逆に新鮮でした。
- 何が必要なのか。具体化するためには観察がとても大切であることがわかりました。
- 誰のために何を進めればいいか、また、市民が根底に抱える課題が何かを丁寧に考えていきたいです。
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