総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 関東総合通信局 > e-コムフォ KANTO(2020年) > 「Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20 in 横須賀」を開催

【関東総通】e−コムフォKANTO

令和2年1月14日
関東総合通信局

「Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20 in 横須賀」を開催

 総務省では、学生や若手エンジニアを対象としたIoT開発のスキルアップイベントとして、「Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20」を全国11地域で開催しています。
 関東総合通信局(局長:古市 裕久)では、「茨城」「群馬」「横須賀」の3地域で開催しており、このたび「横須賀」で全日程が終了し、管内3地域でそれぞれ最優秀賞チームが決定しました。
 このイベントは、電波利用に関するリテラシーを含むIoTの基礎知識・技能を習得するための「ハンズオン講習会(2日間)」と、その習得技術を活用した成果発表としてチームでIoT作品のプロトタイプを制作する「ハッカソン(2日間)」の二本立てで構成(合計4日間)されるIoT体験型のプログラムです。

※各会場での最優秀賞受賞チームは、2020年2-3月頃に東京で開催されるイベントにおいて作品展示等を行います。(詳細等は後日決定。)
※本イベントは、総務省の「IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材育成事業」として開催しています。

《Web×IoT メイカーズチャレンジ 2019-20 in 横須賀》

 横須賀会場では、高校生・大学生や社会人が参加して、令和元年11月23日(土曜日)に横須賀リサーチパーク YRPセンター 2番館と24日(日曜日)に関東学院大学 横浜・金沢八景キャンパスにおいて「ハンズオン講習会」(参加者27名)を、同年12月21日(土曜日)と22日(日曜日)に関東学院大学 横浜・金沢八景キャンパスにおいて「ハッカソン」(参加者25名)を開催しました。

【ハンズオン講習会】
 1日目は、電気通信大学准教授の安達 宏一(あだち こういち)氏からIoT・電波に関する基礎講習を受けた後、横須賀リサーチパーク内の無線歴史展示室ツアー(無線設備や横須賀を中心とした無線の歴史紹介、LPWAテストベットの説明)などを行いました。
 その後、12月のハッカソンのテーマである「横須賀の魅力を高める・広める」のアイデア出しに向け、横須賀の魅力紹介として、横須賀市の二本木 佑輔(にほんぎ ゆうすけ)氏より横須賀市の観光・集客促進事業について、公益財団法人横須賀市産業振興財団の石井 健次(いしい けんじ)氏からヨコスカバレー構想実現委員会の取組について紹介がありました。

 2日目は、株式会社ブール・ジャパンの篠田 有崇(しのだ ありたか)氏からWebブラウザ技術などでモーターを制御するCHIRIMEN for Raspberry Pi 3というIoTプログラミング環境について学んだ後、特別講習として神奈川工科大学准教授の山崎 洋一(やまざき よういち)氏から魅力あるデザインハッキングの見せ方等について、SILICON LABSの水谷 章成(みずたに あきまさ)氏からThunderbordの使い方やCHIRIMENとの連携等について講義を受けた後、チーム分けを行い、「横須賀の魅力を高める・広める」IoTの活用に繋がるアイデアについて自由に意見を出し合いました。最後に、チームごとにハッカソンで制作するアイデア発表を行い終了しました。

【ハッカソン】
 ハンズオン講習からの4週間で、各チームは打合せや材料調達などの事前準備を行いました。
 ハッカソンは2日間という短い期間内で作品制作が必要となることから、アイデア実現に向け、ハンズオン講習で学んだプログラミング技術や魅力ある分かりやすい見せ方なども考慮しつつ、役割分担をしながら効率的に作業を進め作品制作を行いました。
 高校生と大学生、大学生と社会人のチームなど、チーム毎に構成は異なりましたが、メンバーが得意分野を活かしつつ、意見を出し合いながら熱心に取り組む姿が印象的でした。参加者からは、「チームで意見やアイデアを出し合いつつ楽しみながら制作できた。」「作業は分担して効率的に進められたがシステム連携に時間がかかった。もう少し時間が欲しかった。」といった声も聞かれました。

 2日目の午後からは、審査員を前にチーム毎に制作したIoT作品を実際に操作しながら成果発表を行い、審査員からの質問にも丁寧に答えていました。
 審査員3名と協力・後援関係者の協議等を経て、【最優秀賞】は「チームF(Signals)」の【手旗信号入力デバイス】が、【優秀賞】は「チームD(ヨコスカマイル)」の【ヨコスカマイル】が選ばれるとともに、全6チームにそれぞれ賞が贈られました。最優秀賞チームは、年度末に開催予定のイベントで作品展示等を行います。メンバーからは、「イベントに向けて、更に完成度を高めて臨みたい。」といった声も聞かれました。各チームの作品も横須賀の魅力を伝えるアイデアに富んだ作品となっており、審査員からは、「講習会参加で終わるのではなく、この機会をきっかけとして、今回学んだことを活かしつつより精度の高いIoT作品の実現などに向けて引き続き取組を続けてほしい。」といった講評がありました。
 
ハンズオン講習会

《ハンズオン講習会》

ハッカソン、チームで作業

《ハッカソン −チームで作業−》

最優秀賞チーム(チームF)

《最優秀賞チーム(チームF)》

全員での記念写真

《全員での記念写真》

 関東総合通信局では、引き続き、電波利用に関するリテラシーの向上を図りつつIoT・AI時代に対応した「Society5.0」を支える地域のICT人材の育成に取り組んでまいります。

連絡先
総務省 関東総合通信局
情報通信部 情報通信連携推進課
担当:望月、箭内
電話:03-6238-1680

ページトップへ戻る