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【関東総通】e−コムフォKANTO

令和5年11月17日
関東総合通信局

「令和5年度 関東総合通信局 地域情報化アドバイザー会議」を開催

 関東総合通信局(局長:高地 圭輔(たかち けいすけ))は、令和5年9月14日(木曜日)にオンラインによる「令和5年度 関東総合通信局 地域情報化アドバイザー会議」を開催しました。

1 概要

 関東管内に活動基盤を持つ地域情報化アドバイザー(以下「アドバイザー」という)と地方公共団体との相互交流を図ることを目的に「関東総合通信局 地域情報化アドバイザー会議」を毎年開催しています。 
 今年度は、「自治体のDX推進について」をテーマに、2部構成での会議を開催しました。
 第1部では、地域情報化アドバイザーと地方自治体職員が参加し、先進事例の紹介と支援成果等の紹介を実施しました。
 第2部では、総務省における各施策の説明とファシリテーター3名の進行による地域情報化アドバイザーのみが参加した意見交換会を実施しました。
 会議は関東地方に活動拠点を持つアドバイザー22名の出席に加え、関東管内の地方公共団体57団体68名が参加する中での開催となりました。
 また、本会議では、匿名での質問が可能な「sli.do」を利用し、質疑応答を行いました。

 

会場の様子

ファシリテーターによる「sli.do」の紹介

2 開会挨拶

 冒頭、関東総合通信局長 高地圭輔(たかち けいすけ)より開会挨拶を行いました。
開会挨拶 高地局長

開会挨拶 高地関東総合通信局長

3 第1部

【1】先進事例紹介
 戸田市 デジタル戦略室長 大山 水帆(おおやま みずほ)氏
 「ChatGPTに関する調査研究事業の概要」
 戸田市DX推進本部会議が実施しているChatGPTに関する調査研究事業の概要等、現在の取り組みについて発表いただきました。

 

先進事例紹介 大山 水帆氏

大山氏 説明の様子

(sli.doに寄せられた質問の抜粋)

匿名質問)
 ChatGPTを使いこなす上で、研修や手引き書作りの支援は実施していますか?

大山氏回答)
 まずは実務に使える実用的なテンプレートを多数用意することで、すぐに利用できる環境を作ることが有効と考えています。そのため、テンプレートの使用例を「活用ガイド」の中でも紹介したいと考えています。

匿名質問)
 個人情報は取り扱わない方針とのことですが、個人情報保護法についての説明や禁止事項の具体的な例示は必要となるのでしょうか?また法務系の方々の知見も交えて生成AI活用ガイドを作成したのでしょうか?

大山氏回答)
 基本的に個人を特定できる情報は入力しないという取り決めのもと、一部具体的な事例もルール編には掲載しています。作成にあたり法務関係の方々に依頼してはいませんが、個人情報の定義は明確で、また情報セキュリティポリシー上、「機密性2情報」以上のものは使用しない事となっているため、それらを徹底すれば良いと考えています。

【2】支援成果等紹介

(1)総務省地域情報化アドバイザー 宮ア 昌美(みやざき まさみ)氏
「・・・「自治体DX」を推進するための活動報告 ・・・
DXが芽吹き、花が咲き、実がなるための「土づくり」」
令和4年度「自治体のDX推進の取り組み」に関する関東管内におけるアドバイザー派遣実績最多の経験を踏まえた活動成果を発表いただきました。

 

支援成果紹介1 宮ア 昌美氏

宮ア氏 説明資料

(2)茅ヶ崎市役所 デジタル推進課 松野 友貴(まつの ともき)氏
「地域情報化アドバイザーの支援を受けて −受援に至るまでの経緯、受援後の変化−」
地域情報化アドバイザー宮ア氏の派遣を経て、制度の利用前後における職員の反応や変化、派遣制度を活用する上でのポイント等について発表いただきました。
 

支援成果紹介2 松野 友貴氏

松野氏 説明の様子

(sli.doに寄せられた質問の抜粋)

匿名質問)
 茅ヶ崎市の様に毎年同じアドバイザーに依頼した場合、研修を受ける側(幹部職員を想定)が同一人物であれば、同じような内容の研修を何度も受講することになってしまうのでしょうか?受講する職員からの感想や反応が気になります。

宮ア氏回答)
 実は研修資料は幹部向けも新人向けもほぼ同じ資料を使用しています。ただし、こちら側から発信するメッセージを階層によって変えているため、同じような研修にはならないと思います。

松野氏回答)
 茅ヶ崎市の場合、基本的には同じ方に毎年受講いただく事はしておらず、幹部職員から順に1回受講することにしています。ただ、座学を受けた後、ワークショップを兼ねた研修の受講も希望されている方がおり、その場合は両方受講可能としました。

4 第2部

【1】令和5年度施策説明及び今後の動向
  総務省地域通信振興課課長補佐 日上俊祐(ひかみ しゅんすけ)より、総務省における各施策について説明しました。
開会挨拶を行う古市局長

施策説明等 日上地域通信振興課課長補佐

【2】アドバイザー意見交換会
下山紗代子(しもやま さよこ)氏、太田垣恭子(おおたがき きょうこ)氏、酒井一樹(さかい かずき)氏のファシリテーター3名による、アドバイザー意見交換会を行いました。
  この時間はアドバイザー同士のコミュニケーションを図る目的も兼ね、お互いの顔を写しながら終始明るい雰囲気のもと、議事が進められました。

【意見交換会のテーマ】
  • テーマ(1)「こんな依頼はキビシー!(困った事例の共有)」
    参加アドバイザーより、活動における様々な事例について発言があり、ファシリテーター主導のもと意見の共有や提案等の情報交換が行われました。
    また、アドバイザーの自己負担などの費用の持ち出し等に関連して、制度に関する提言も出されました。
  • テーマ(2)「これうまくいったんじゃない?(素敵な事例の共有)」
    1つの派遣先を異なる専門分野を持つ複数のアドバイザーで対応したケースについて発言があり、アドバイザー同士の連携が有益だった結果について発表がありました。
     また、アドバイザーの選定に悩む自治体に対し、課題の分野を得意とするアドバイザーを紹介した事例(申し込みを行う前の助言)も出され、新たなサポートに対する提案も行われました。

ファシリテーター 下山 紗代子氏(左)、
酒井 一樹氏(中央)、太田垣 恭子氏(右)

「sli.do」での質疑応答
 

意見交換会の様子

休憩時間

5 閉会挨拶

 最後に、関東総合通信局情報通信振興課課長 大江武(おおえ たけし)から閉会挨拶を行いました。
 関東総合通信局では、引き続きより効果的な制度運用に向けて取り組んでまいります。
開会挨拶を行う古市局長

閉会挨拶 大江情報通信振興課課長

6 出席者

7 参考(総務省ホームページ)


連絡先
総務省 関東総合通信局
情報通信部情報通信振興課
担当:大江、安西
TEL:03-6238-1690

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