【関東総通】e-コムフォKANTO
令和7年6月20日
関東総合通信局
栃木県佐野市で行われた孤立集落支援に係る実働訓練に参加
−通信孤立地域にWi-Fiエリアを構築−
総務省関東総合通信局(局長:高地 圭輔(たかち けいすけ))は、令和7年5月13日(火曜日)、栃木県佐野市で行われた「孤立集落支援に係る実働訓練」(主催:栃木県、佐野市)に参加して、関係機関と連携し、災害発生時における、孤立集落支援の実効性について検証しました。
栃木県内において大雨と大規模地震が発生した想定で、県内の被害状況の確認や孤立集落となった地域に対する物資輸送・通信エリアの構築等について、自治体・電気通信事業者・警察・自衛隊等の実動部隊と連携し、合同で実働訓練を行いました。
当局は、通信孤立地域となった集落にWi-Fiエリアを構築するため、栃木県から衛星インターネット機器(以下、スターリンク)の貸出要請を受け、指定された場所に運搬する役割を担いました。
運搬先において陸上自衛隊にスターリンクを引き渡し、隊員が組み立て、電気通信事業者の通信機器(Wi-Fiスポット)と接続し、スマートフォンにてWi-Fiエリア(災害用の統一 SSID 00000JAPAN)が構築されたことを確認しました。
訓練に参加した関係者からは、『スターリンクは組み立てが簡単で、普段業務で扱うことがない自治体職員でも設置可能であるため災害時に役に立つ』『総務省が所有しているスターリンクの台数や各総通局での保管台数、契約済みとなっている台数等詳細な情報を知りたい』といった感想や質問がありました。
本訓練は、災害発生時における孤立集落支援の挙動を確認し、実効性を検証する非常に有意義な訓練となりました。
ページトップへ戻る