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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成26年6月3日
関東総合通信局

「ICT地域連携フォーラムin東京2014」を開催

関東総合通信局は、5月29日(木曜日)、関東ICT推進NPO連絡協議会と共催で、「ICT地域連携フォーラムin東京2014」≪被災地では、ローカル情報があなたを守る!≫を開催しました。

開催概要

 大規模地震の発生が危惧されている今、東日本大震災での教訓から、災害時にいかに地域に密着した情報収集と発信が行えるか、「災害に強い情報通信システムとこれを活用する情報団ネットワーク」をテーマに、首都直下地震について理解を深めるための基調講演や災害に強い通信システム及び地域に根ざした市民が情報を収集・発信するしくみなど、事例や実証実験成果の発表がされ、さらに民・産・学・官のパネラーによるパネルディスカッションが行われた。
(右の写真:開会挨拶をする岡崎局長)

基調講演「首都直下地震の課題と対応:災害情報と防災行動のパラドクス」

 慶応義塾大学環境情報学部 大木聖子(おおき さとこ)准教授より、関東大震災、阪神淡路大震災そして東日本大震災におけるマグニチュードの規模・範囲を地図上に具体的に表示するスライドやクイズ形式での解説など地震の仕組みを解りやすく説明され、最後に110名を超す参加者に地震発生時の「揺れの強さと長さ」と「逃げるタイミング」の重要性が説明された。
(左の写真:基調講演する大木准教授)

事例発表 「大規模災害時の通信の確保について」

独立行政法人情報通信研究機構 耐災害ICT研究センター ワイヤレスメッシュネットワーク研究室 浜口清(はまぐち きよし)室長より、同研究室の研究・取り組みの概要と無人飛行機やWINDS衛星地球局を使用したメッシュネットワークの機能実証実験の概要、宮城県女川市での無線ネットワーク実証実験の概要などが紹介された。

成果発表 「ICT地域防災情報システムの検証」

 関東ICT推進NPO連絡協議会 幹事会 調査研究分科会 丸山高弘(まるやま たかひろ)座長より、平成26年2月に東京都調布市で実施した防災調査研究実証実験の成果報告書「【ICT地域防災情報支援システム】の確立に向けて」の概要が発表された。
(左の写真:浜口室長)
(右の写真:丸山座長)

パネルディスカッション

 関東ICT推進NPO連絡協議会の杉浦 裕樹(すぎうら ひろき)幹事をコーディネーターに迎え、調布市被災者支援ボランティアセンターの柴田 哲史(しばた さとし)氏、インフォミーム株式会社代表取締役の和ア 宏(わさき ひろし)氏、千葉大学大学院教授の阪田 史郎(さかた しろう)氏、藤沢市総務部参事兼IT推進課長の大高 利夫(おおたか としお)氏の4氏をパネラーに民産学官のそれぞれの立場から、「災害に強い情報通信システムを官民で活用し災害情報を共有した防災まちづくりを考える」をテーマに討論が行われた。
(左の写真:柴田氏、和崎氏、阪田氏、大高氏)
(右の写真:コーディネータの杉浦幹事)
(左の写真:閉会する三木代表幹事)
(右の写真:会場の様子)

連絡先
総務省関東総合通信局
 情報通信部 情報通信連携推進課
 担当者:山本、本郷
 電話 :03-6238-1680
 FAX :03-6238-1698

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