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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成26年6月13日
関東総合通信局

映像コンテンツの流通促進セミナーを支援

「海外に訴求する4K8K時代の映像製作」をテーマにセミナー開催
 総務省関東総合通信局は、一般社団法人関東映像制作社連盟及びNPO法人映像産業振興機構(VIPO)が主催し、平成26年度情報通信月間行事の一環として6月6日(金曜日)、東京都千代田区で開催した「平成26年度映像コンテンツの流通促進セミナー」を支援しました。

セミナーの概要

 セミナーでは、「海外に訴求する4K8K時代の映像製作」をテーマに、放送を巡る大きな二つの潮流である「海外展開の新局面」と「4K8Kの新しい技術」が動き出そうとしている中、これらの講演とともに、クールジャパン戦略の中で高く期待されている「食」を取り上げた鼎談(ていだん)を行いました。
 セミナーには、映像プロダクションやテレビ局関係者を含め45名が参加し、講師のお話に熱心に耳を傾けるとともに多くの質問が寄せられました。

海外展開に向けた認識を深める

 セミナー第1部では、一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構(以下「BEAJ」) 事務局長 高取良典(たかとり よしのり)氏から「海外番組販売の最新統計とBEAJの今後の活動」と題して、BEAJの活動内容やBEAJとクールジャパン機構との業務連携、東南アジアにおける日本番組放送等の現状などについて講演を受けました。参加者からは、東南アジアにおいて韓国ドラマが多数を占めている現状の中で「日本のコンテンツの問題点」や「海外の視聴者が求める情報」などの質問が寄せられ、コンテンツの海外展開に向けた認識を深めました。

(写真は講演するBEAJ高取氏)

(写真は講演するBEAJ高取氏)

リアルな映像の魅力と可能性を実感

 セミナー第2部では、一般社団法人NexTV−F(次世代放送推進フォーラム) 普及広報部長 馬場俊明(ばば としあき)氏から「4K8Kリアルな映像の魅力と事業課題」と題して、6月2日から試験放送が始まったChannel 4Kの紹介やフォーラムの組織・事業概要、4K番組制作上の現時点の主な課題などについて講演を受けた後、4K番組のダイジェスト版を実際に視聴しました。参加者からは、「海外における4Kコンテンツの現状」や「映画への4K8Kの展開」などの質問が寄せられ、リアルな映像の魅力と可能性を実感しました。
(左の写真は講演するNexTV−F馬場氏)(右の写真は4Kの映像に見入る参加者)
(左の写真は講演するNexTV−F馬場氏)(右の写真は4Kの映像に見入る参加者)

4K8Kの革新的な映像表現に期待

 セミナーの最後は、撮影監督 田原耕治郎(たはら こうじろう)氏とCMディレクター 天草圭(あまくさ けい)氏、映像プロデューサー 松元一郎(まつもと いちろう)氏による「「食」シズルの撮影≪その醍醐味と4Kの可能性≫」と題した鼎談(ていだん)を行いました。初めに数々のテレビCMを撮影し「食のシズル」の第一人者である田原監督のCM撮影風景の模様を4Kテレビで上映し、シズル感を演出する極めて高度な撮影テクニックなどを披露していただきました。鼎談(ていだん)では、松元氏の進行のもと、映像制作の立場から4Kカメラによる撮影アイディアの広がりや4K8K技術による革新的な映像表現への期待なども寄せられました。
 セミナー終了後、参加者は講師を交えて意見交換会を行い、コンテンツの海外展開や4K映像の可能性などについて熱心に情報を交換していました。

(写真は鼎談(ていだん)する(左から)天草氏、田原氏、松元氏)


連絡先
総務省関東総合通信局
 情報通信部情報通信連携推進課
 担当:山本、狩野 
 電話:03-6238-1680

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