【関東総通】e−コムフォKANTO

　総務省では、先月5月、「スマート・ジャパンICT戦略」の骨子及び「ICT国際競争力強化・国際展開イニシアティブ」中間取りまとめを公表いたしました。
　直接この取りまとめを担当された、情報通信国際戦略局の阪本泰男局長から、総務省ではICT成長戦略のビジョンを具体的にどのように描いているのか、詳しく解説していただきました。　　我が国は、2013年のIT分野における競争力ランキングが世界21位と低迷し、ICT投資においても低調と言わざるを得ませんが、総務省は、ビッグデータ、オープンデータを、農業・医療・教育・防災等に役立てつつ、新しい産業を創出し、経済成長と国際貢献を図る政策を発表いたしました。
　「世界で最もアクティブな国になる」をミッションとして、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける「ICTによる最高のおもてなし」の実現に向け、国民参加型の「みんなで作るオリンピック」の構想をご説明いただきました。　また、ビッグデータ時代における個人情報・プライバシー保護に係る国際状況、サイバー空間に関する国際連携など、ICT分野における国際的な問題点についてもご紹介いただきました。

（写真は総務省情報通信国際戦略局の阪本泰男局長）

　日本経済新聞　編集委員の関口　和一様からは、ビッグデータが拓く新しい時代の情報通信戦略について、ご講演いただきました。
　新たなICT技術の普及と、それに伴うビッグデータ時代の到来により注目される、すべてのモノがインターネットに繋がるネット接続「IOT（インターネット・オブ・シングス）」や、身に着けて利用するウエアラブル端末などをご紹介いただき、ビジネスの仕組みが大きく変わろうとしている中、今後経営者に求められるものは何か等、国内外に亘る取材に長年携わられ、ICT分野の動向に大変お詳しい関口様の、極めて興味深く示唆に富んだご講演をいただきました。

（写真は、日本経済新聞　編集委員の関口　和一　様）

　なお、平成26年度第2回の関東テレコム講演会は、平成26年10月9日（木曜日）の開催を予定しており、ホットな話題で皆様方にわかりやすい「関東テレコム講演会」となるよう努めて参りますので、引き続き多くの方々の参加をお願いいたします。