【関東総通】e−コムフォKANTO

　 総務省関東総合通信局長の渡辺信一でございます。　
　（平成26年7月22日就任）

　情報通信を取り巻く環境は、かつては想像もできないほどの早さで私たちの生活そのものをも変えています。前任の岡崎局長が「ICTで地域がいきいき、ひろがる未来」というキャッチフレーズのもとに進めてこられた、1　地域課題解決のためのICT利活用の推進、2　情報セキュリティと電気通信サービス利用者のリテラシー向上、3　災害情報伝達手段の多様化の推進、4　国民生活に密接に関わる重要無線通信の迅速な妨害排除、5　地上デジタル放送の受信環境整備の完了のための対策の推進、などの各課題に引き続き取り組んで参ります。

　特に、災害発生時に当局としての役割を確実に果たしていくため、防災・減災対策の推進などの危機管理体制の充実を図るととともに、携帯電話、公共的電波利用などの社会の基盤となる通信サービスの確保を着実に進めていきます。

　これまでの3年間、官民交流で野村総合研究所の主席研究員として出向していました。民間のシンクタンクに勤務して強く感じたことは、自分の専門性を磨くということが基本であるということでした。コンサルタントとして対価を得るということは、自らの専門性を磨き、自らの専門性に基づきクライアントに提案を行うことであることを実際の現場で学んできました。この経験をこれからの職務に活かしていきたいと思います。

　当局としての取組を推進するためには、関係する自治体をはじめ各機関、各団体及び事業者の方々との連携が大事だと感じています。
　皆様方のなお一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いします。