【関東総通】e-コムフォKANTO
平成28年3月10日
関東総合通信局
「電波の安全性に関する説明会」を開催しました(平成28年2月17日)
関東総合通信局は、電波環境協議会の後援を受け、平成28年2月17日(水曜日)に、東京都千代田区「九段第三合同庁舎」において、「電波の安全性に関する説明会」を開催しました。
開催概要
本説明会は、私たちの身の回りにおいて様々な形で利用されている電波(電磁波)について、安全基準(電波防護指針)や健康への影響など、電波の安全性に関して正しい知識を身につけていただく目的で開催しており、今年度2回目の開催となります。
電波の安全性に関する総務省の取り組み
説明会では、最初に「電波の安全性に関する総務省の取り組み」と題して、総務省総合通信基盤局電波部 杉野電波環境課長から、電波が人体に与える影響について安全基準や総務省における調査研究の実施状況についての説明を行いました。
下の写真:杉野勲 電波環境課長
電波利用の安全性 ≪基本的考えと研究例≫
続いて、電波環境、EMC、ワイヤレスシステムの研究を専門分野とする北海道大学の野島俊雄名誉教授から「電波利用の安全性 ≪基本的考えと研究例≫」と題して、電波の生体作用の基本的知識を解説されるとともに、健康悪影響に関する研究調査、電車・エレベーター等の電磁環境、植え込み型医療機器の電磁干渉問題等について説明いただきました。
下の写真:国立大学法人北海道大学 野島俊雄 名誉教授
質疑・参加者アンケート
説明後には質疑応答が行われ、事前に寄せられた質問に対する回答のほか、マイクロ波聴覚効果などについて説明を行いました。
参加者からのアンケートでは、「実際に実験された方のみが可能な現実的・具体的な話を非常にわかりやすく説明され理解が深まった。」「科学的な知見を理解しやすいイメージで説明されていたのが良かった。」など、高評価を得ました。また、約9割の方が「理解できた」「ほぼ理解できた」と回答されており、有意義な説明会となりました。なお、約5割の方が「このような説明会を定期的に行ってほしい」と回答されています。
下の写真:講演会の様子
次回の予定
関東総合通信局では、電磁波に対して不安に感じていらっしゃる方々に正確な情報を伝えるべく、引き続き電波の安全性に関する説明会を開催する予定です。
次回の開催は、平成28年10月を予定しています。なお、開催案内は、8月頃当局ホームページに掲載する予定です。
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