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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成28年10月28日
関東総合通信局

「電波の安全性に関する説明会」を開催しました(平成28年10月12日 甲府市)

≪医療機関において安心・安全に電波を利用するために≫
 関東総合通信局は、山梨県、甲府市、一般社団法人山梨県民間病院協会の後援を受け、平成28年10月12日に、山梨県甲府市「山梨県地場産業センターかいてらす大ホール」において、「医療機関において安心・安全に電波を利用するために」と題して「電波の安全性に関する説明会」を開催しました。

開催概要

 本説明会は、私たちの身の回りにおいて様々な形で利用されている電波(電磁波)について、安全基準(電波防護指針)や健康への影響など、電波の安全性に関して正しい知識を身につけていただく目的で開催しており、今回は医療機関における適切な電波利用、合理的なルールの作成や安心して医療機器を使用していただくことを重点にして開催しました。

電波の安全性に関する総務省の取り組み

 説明会では、最初に「電波の安全性に関する総務省の取り組み」と題して、総務省関東総合通信局 佐渡山電波監理部長から、「我が国における電波利用分野の拡大」について触れ、電波利用の普及・高度化に伴い、電波が人体や医療機器に与える影響への懸念が増大していることから、電波が人体に与える影響についての安全基準や総務省における調査研究の実施状況についての説明を行いました。

電波環境と健康リスク

 続いて、厚生労働省 国立保健医療科学院 生活環境研究部の牛山明上席主任研究官から「電波環境と健康リスク」と題して、電波が健康に影響を与えるのではないかという不安に対し、「リスクとは何か」について、ご説明いただきました。

下の写真:講演会場の模様(国立保健医療科学院 生活環境研究部 牛山明上席主任研究官の講演)


講演会場の模様(国立保健医療科学院 生活環境研究部 牛山明上席主任研究官の講演)

医療機関において安心・安全に電波を利用するために

 続いて、埼玉医科大学保健医療学部医用生体工学科の加納隆教授から「医療機関において安心・安全に電波を利用するために」と題して、携帯電話の医用機器への影響調査の結果などについて説明をされるとともに、本年4月に取りまとめられた「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」についても解説を頂きました。

参加者アンケート

 参加者からのアンケートでは、「今まで携帯電話による医療機器への影響具合があいまいであったので、それを明確にすることができた。」「電波が様々な場所で使われる事が分かり、影響に対する取り組みについて理解することができた。」など、高評価を得ました。また、約9割の方が「理解できた」「ほぼ理解できた」と回答されており、有意義な説明会となりました。なお、4割を超える方が「このような説明会を定期的に行ってほしい」と回答されています。

 下の写真:参加者の質問に答える、講師3氏
参加者の質問に答える、講師3氏の様子

次回の予定

 関東総合通信局では、電磁波に対して不安に感じていらっしゃる方々に正確な情報を伝えるべく、引き続き電波の安全性に関する説明会を開催する予定です。
 次回の開催は、平成28年2月を予定しています。なお、開催案内は、1月頃当局ホームページに掲載する予定です。

連絡先
総務省関東総合通信局
電波監理部 電波利用環境課
担当:中村、小杉
電話:03-6238-1800

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