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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成28年3月9日
関東総合通信局

第10回目となる「まちづくりシンポジウム」を小山市で開催

 関東総合通信局は、2月21日(日曜日)、関東ICT推進NPO連絡協議会とともにNPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地及びまちかど美術館異業種交流まちづくり勉強会が主催で開催された「まちづくりシンポジウム≪暮らしたいまち 伝えたいまちを創る≫」に協力しました。
 当日の模様について、NPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地より報告がありましたのでご紹介します
 平成28年2月21日(日曜日)13時30分より小山市まちなか交流センター「おやま〜る」において、67名の参加者のもと、総務省関東総合通信局並びに関東ICT推進NPO連絡協議会のお力添えを得て、まちかど美術館企画第10回まちづくりシンポジウムを開催しました。

【開会挨拶】

 NPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地代表理事 中手淳子の主催者挨拶の後、市長代理の小山市教育委員会生涯学習課長で青少年育成指導センター所長 細井典子氏より挨拶文が読み上げられ、続いて第1回シンポジウムの司会を務めた小山市初代男女共同参画課長であった河田政子氏や、関東ICT推進NPO連絡協議会幹事でNPO法人調布市民放送局副代表の長友眞理子氏など、まちかど美術館運営(女性の活躍)に注目しご参集下さった方に一言頂戴いたしました。
中手代表理事、細井課長、河田氏、会場の様子

【第1部 基調講演】

 第1部の宇都宮大学教育学部の陣内 雄次教授による基調講演「まちづくりのパースペクティブ」では、日本創生会議のレポートが指摘する今後の縮退社会に向かう中で地域が生き残るために今何をなすべきか。また世代間の不公平を招かないために私たちに出来る事は何かという問いかけがあり、若者のチャレンジを応援することや、町人口の半数が老人という徳島県上勝町の「葉っぱのビジネス」を例にあげ、多様な主体が生き生きと活躍できる場を作ることの必要性を述べられ、市民が自分たちの力で協働し、地域を豊かにするために生み出す“小さな経済=シビックエコノミー”が鍵であることを示唆されました。
陣内教授、基調講演時の様子

【第2部 パネルディスカッション】

 第2部は、コーディネーターを引き続き陣内教授にお願いして、「暮らしたいまち 伝えたいまちを創る」をテーマに、4名のパネラーによるパネルディスカッションを行いました。
 NPO法人大谷石研究会副理事長で建築士の塩田 潔氏は、宇都宮特産の大谷石建造物が醸し出す景観の評価や新たな活用によるまちづくりの事例を挙げ、身の回りには宝物があり発掘調査してどのようにブラッシュアップするかが大切であると語られました。
 挑戦する若者のカリスマとなっている日光珈琲饗茶庵の風間 教司氏は、起業して事業を拡大しながら 追随する若者をネコヤド大市という場を作り育ていった事、お店を持てるまで育った人を地元の空き店舗オーナーに繋いで開業をお手伝いしていった様子、そしてその仲間たちと「旦那ビジョン」という組織を作り商売の相談や鹿沼のまちづくりに取り組んで行った経過を話されました。
 風間氏は「一生そこで暮らしていくなら、ここで良かったねという思いが芽生えるようにしなければならない。それは仲間ができ、そこで生活しているという喜びを実感できること。」と述べられました。
 小山工業高等専門学校准教授の豊川 斎赫氏は、小山市まちづくり総合戦略策定会議副委員長を務める新進気鋭の建築家・建築史家です。同氏は、小山市駅東地区は巨大な工場地帯の中に住宅が建っている決して住みたいまちではない。マイナスではあるけれど、そのネガティブな要素をいかにスマートコミュニティーにしていくかの試みをしたい。そして小山駅から工場までの引き込み線の活用を高専生の作成したシミュレーション映像を見せながら解説。また、工場から排出する熱をエネルギーに変えて活用する提案等を示し、可能性を信じてチャンスを与えられたらやりたいと述べられました。そして、高専生や大学生等の若者を信頼して、もっとまちづくりに活用して欲しいと付加されました。
 ボランティアの立場でまちづくりに貢献している大島 寛氏は、趣味の自転車で全国を周った時に見た「桜」に感銘を受け、小山市の景観をつくっていく思川桜のオーナー事業に協力して18年。これまで20本の桜の植樹に協力したこと、市民にできるボランティアについて話されました。
パネルディスカッションの様子

【第3部 わがまちCMコンテスト2015栃木大会】

 第3部は、1月30日(土曜日)に下野市で開催された総務省関東総合通信局並びに関東ICT推進NPO連絡協議会主催による「わがまちCMコンテスト2015栃木大会」の入賞作品及び県内から応募された十数点を特別上映しました。
 平成21年度より、これまで毎年、「まちづくりシンポジウム」において「わがまちCMコンテスト」の優秀作品と県内応募作品を上映して7年目になります。CMコンテストに応募するためにNPO法人栃木県シニアセンターの荒川 恒昭氏には、わがまちCM制作講座のご指導いただいてきたこと、そして最後に講座開催に当たり関東総合通信局並びに関東IC推進NPO連絡協議会には多大なお力添えを頂いた事へ御礼を申し上げ、盛況のうちに閉会いたしました。
CM作品の上映の様子
主催:NPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地
   まちかど美術館異業種交流まちづくり勉強会
協力:総務省関東総合通信局、関東ICT推進NPO連絡協議会

連絡先
総務省関東総合通信局
情報通信部 情報通信連携推進課
担当者:山本、本郷
電話 :03-6238-1680
FAX :03-6238-1698

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