【関東総通】e−コムフォKANTO

令和元年12月26日
関東総合通信局

APT研修生が電波監視施設を見学

 関東総合通信局では、令和元年11月29日(金曜日)、12月3日(火曜日)、及び12月10日(火曜日)にAPT研修の研修生を受け入れ、日本の電波監視施設について説明を行いました。

1 APT研修とは

 APT(Asia-Pacific Telecommunity:アジア・太平洋電気通信共同体)とは、1979年、アジア・太平洋地域における電気通信専門の国際機関として設立され、本部はタイ王国(バンコク)で、電気通信及び情報基盤の持続的な発展を目的として、研修やセミナーを通じた人材育成、標準化や無線通信などの地域的政策調整等を行っています。【加盟国38ヵ国、準加盟国4ヵ国・地域】
 関東総合通信局では、平成17年度からAPT研修の研修生を受け入れています。

2 研修の概要

 29日の三浦電波監視センター(三浦市)では、短波帯の電波監視システム(DEURAS-H)、静止衛星及び非静止衛星の宇宙電波監視システムの概要説明と、短波帯の監視装置の操作体験を行い、3日及び10日の九段庁舎(千代田区)では、我が国のVHF/UHF帯電波監視システム(DEURAS-D)、不法無線局探索車両(DEURAS-M)及び探査装置の概要説明とデモを行いました。

 
VHF/UHF帯電波監視システムの説明

VHF/UHF帯電波監視システムの説明

電波発射源可視化装置について説明

探査装置の説明

 それぞれの電波監視施設見学で研修生は、職員の説明に熱心に耳を傾けながらメモを取っていました。予定時間を過ぎてもシステムの性能や運用の実態等について、多くの質問が寄せられ、日本の電波監視技術への関心の高さがうかがわれました。
研修生と三浦電波監視センターの職員

研修生と三浦電波監視センターの職員

3 APT研修参加者について

一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELEC)が委託されたAPT研修
 研修参加者:12カ国 13名 
  ブルネイ、カンボジア、中国、インドネシア、イラン、モルディブ、モンゴル、 パラオ、サモア、スリランカ、フィリピン、マレーシア
 研修日:11月29日(金曜日)三浦電波監視センター 12月3日(火曜日)九段庁舎

一般財団法人日本ITU協会が委託されたAPT研修
 研修参加者:8カ国 8名
  中国、インド、インドネシア、イラン、マレーシア、モルディブ、モンゴル、タイ王国
 研修日:12月10日(火曜日)九段庁舎

連絡先
総務省関東総合通信局
電波監理部 電波利用環境課
担当:狩野、金子
電話:03-6238-1801

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