報道資料
令和3年12月10日
関東総合通信局
臨時災害放送局の設営・運用訓練の実施
−ラジオ放送による情報伝達手段の確保に向けて−
総務省関東総合通信局〔局長:小笠原 陽一(おがさわら よういち)〕は、東京都練馬区との共催により、練馬区において臨時災害放送局(※1)の設営・運用訓練を実施します。
1 概要
これまでに発生した災害では、臨時災害放送局や地域のコミュニティ放送局がきめ細やかな災害情報を地域住民に向けて放送し、防災・減災に大きな役割を発揮するなど、災害時におけるラジオの有用性があらためて注目されております。
本訓練は、大規模災害時に自治体などの「臨時災害放送局」の円滑な開設及び運用への備えの一環として、自治体(
東京都練馬区
)からの要請を模擬し、これに基づく臨時災害放送局用設備の貸出、運搬、設営及び使用周波数の選定等の諸手続きをはじめ、自治体による同設備を用いた当該地域住民に向けての情報発信などを実施するものです。
2 日時
3 場所
4 訓練内容
大規模な地震により被害を受けた想定の下、練馬区が臨時災害放送局の開設及び運用を行う訓練として、以下の内容を実施します。
- 練馬区への臨時放送局用設備の貸出し、運搬及び設営訓練(※2)
関東総合通信局が所有する臨時災害放送局用設備の貸与に係る一連の手続きを行い、同設備を練馬区役所へ運搬、設営します。
- 臨時災害放送局の運用訓練
実際に電波を発射し運用する放送訓練を実施します。周波数等は以下のとおりです。
- ア 周波数 76.1MHz
- イ 放送時間 12時から15時まで(予定)
- ウ 放送エリアの目安 練馬区の一部地域
本訓練の実施を通じ、大規模災害発生時などにおける情報伝達を迅速・的確に行うための体制の向上が期待されます。
- (※1)臨時災害放送局とは、災害時に地方公共団体等が被災住民への情報伝達のため、臨時に開設することができる超短波(FM)放送局です。無償貸出用の臨時災害放送局用設備の概要は別紙
を参照して下さい。
- (※2)練馬区は独自の臨時災害放送用設備を保有しておりますが、今回は訓練の一環で、当局から同設備を借り受ける形としております。
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