報道資料
令和6年11月13日
関東総合通信局
神奈川県大和市防災フェスタ2024において
災害対策用移動通信機器(衛星インターネット機器等)及び
臨時災害放送局用設備等の展示・試験運用を実施
総務省関東総合通信局〔局長:高地 圭輔(たかち けいすけ)〕は、神奈川県大和市役所及び大和ラジオ放送株式会社(FMやまと)との共催により、大和市内で開催される「防災フェスタ2024 with 消防体験フェスティバル」の会場において、最新の災害対策用移動通信機器(公共ブロードバンド移動通信システム及び衛星インターネット機器等)及び臨時災害放送局用設備の展示と同設備を用いたデモンストレーション(実験試験局の運用)を行ないます。
当日は、大和ラジオ放送株式会社の協力を得て、放送番組のような形式でデモンストレーションを実施予定であり、防災フェスタの様子を伝える中で、災害への備えについて直接市民に情報提供を行うほか、実際の災害発生時を想定した放送訓練を実施します。
1 日時
令和6年11月16日(土曜日)10時00分から13時00分まで
2 会場
引地台公園「令和広場」(大和市柳橋四丁目5000番地)
3 実施内容
会場において、次の内容でブース出展します。
- 災害対策用移動通信機器の展示・デモ
(1)公共ブロードバンド移動通信システム(公共BB)
本システムは、VHF帯を使用した映像伝送などのデータ通信が可能な無線システムであり、持ち運びが可能で、周波数特性を活かして長距離での通信が可能です。このため、災害現場においてもリアルタイムで映像と音声が伝送可能な移動通信システムとなりますが、当日は本システムを使用し防災フェスタの中で行われる消防演技など、目の前で行なわれる捜索訓練の様子を会場内に設置された170インチ程度の大画面に伝送するデモンストレーションを実施する予定です。
概要等は以下のとおりです。
ア 運用時間 10時00分から13時00分までの間で適宜
イ 実施エリア 上記会場内
(2)衛星携帯電話、MCA無線機、簡易無線機等
災害が発生した、あるいは災害の発生が予測される地域の地方公共団体に対し無償で貸し出す様々な通信機器を用意しております。一部については、来場されたお子様でも容易に操作可能な機器もありますので、是非お手に取ってご確認ください。
- 臨時災害放送局用設備の展示・デモ(実験試験局の運用)
臨時災害放送局とは、災害時に地方公共団体等が被災住民への情報伝達のため、臨時に開設することができる超短波(FM)放送局です。今回は大和ラジオ放送株式会社と共同で臨時災害放送局用設備を用いて実際に電波発射して、放送試験を実施します。
ア 周波数 77.1MHz
イ 空中線電力 0.1W
ウ 運用時間 10時00分から13時00分まで(予定)
エ 聴取エリアの目安 上記会場内及びその周辺
また、ラジオ放送は電波が届く範囲が限られておりますが、ラジオ放送を直接受信出来ない遠隔地に避難された方等に対しても情報伝達を行なうことを想定して、JCBAが運営する「JCBAインターネットサイマルラジオサイト」において、当日の放送を同時配信します。
さらに、当日の訓練のインターネット配信については、衛星インターネット機器(Starlink)を組み合わせた通信環境下での配信訓練を予定しております。このため、通信環境等により配信が不調になる可能性がありますこと、予めご了知願います。
当日の音声は以下の二次元コードからリアルタイム配信を行ないます。
※公共ブロードバンド移動通信システム(公共BB)及び臨時災害放送局用設備と衛星インターネット機器の利用イメージ
4 留意点
- 訓練内容の詳細にはついては、大和市ホームページをご確認ください。
- 当日の天候等により、予告なく本展示内容(実験試験局の運用を含め)を変更・中止することがあります。
【参考】
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