報道資料
令和2年2月10日
近畿総合通信局
南海トラフ地震に備えた通信機器の搬送訓練を実施
−陸自ヘリによる通信機器の空路搬送を実施−
近畿総合通信局(局長:佐々木 祐二(ささき ゆうじ))は、南海トラフ地震等の大規模災害に備え、陸上自衛隊第3師団と共同で、総務省が貸与支援する災害対策用移動通信機器及び人員を、陸上自衛隊のヘリコプターで空路搬送する訓練を実施します。
また、空路搬送したICTユニット※を活用した情報伝達訓練も併せて実施します。
当局は本訓練を通じて、関係機関との連携をより一層深め、被災自治体への災害対策用移動通信機器等の貸与やICTユニットによる通信環境構築の支援などを迅速に行うことができるよう支援体制の構築を図ります。
1 訓練日時
令和2年2月19日(水)13時10分開始
(予備日2月20日(木))
2 実施場所
3 参加団体
近畿総合通信局、陸上自衛隊第3師団、アイコム株式会社
4 訓練内容
(1)空路搬送訓練
陸上自衛隊第3師団が主催する「令和元年度通信事業者等との協同訓練」において、陸上自衛隊第3師団のヘリコプターにより総務省が貸与支援する災害対策用移動通信機器(衛星携帯電話、ICTユニット等)を八尾駐屯地から被災地に向けて搬送する訓練を行います(今回の訓練では八尾駐屯地を離陸し、上空を旋回後再び八尾駐屯地に着陸)。
(2)ICTユニットを活用した情報伝達訓練
八尾駐屯地において、ICTユニットの設営訓練、Wi-Fi通信による通話訓練、災害対策本部等外部拠点との双方向通信訓練を行います。
5 時程
10:00 近畿総合通信局からアイコム(通信機器保管業者)へ搬送指示
11:00 陸上自衛隊八尾駐屯地へ搬送
13:10 ヘリコプターへ通信機器積載
13:25 ヘリコプター八尾駐屯地を離陸
13:40 ヘリコプター八尾駐屯地に着陸
13:50 搬送したICTユニットの設営及び運用訓練開始
※ICTユニットとは
ICTユニットとは、Wi-Fi基地局、構内交換機及び情報処理サーバー等の機能をアタッシュケース等に搭載し、被災地等に搬入して迅速に通信ネットワークを構築して音声通話及びデータ通信の環境を提供することが可能な移動式の通信設備です(概要については、
別添資料参照)。
公衆通信網による電気通信サービスが利用困難となるような災害発生時において、全国の総合通信局等に配備されているICTユニットを地方公共団体等に貸与し、必要な通信手段の確保を支援します。
なお、当該機器は微弱な電波を使用するため、無線局免許を必要としません。
報道資料PDF版
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