総務省は、戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の平成24年度新規課題の公募に対し応募があった214件の課題について、評価委員会による評価の結果を踏まえ、新規採択課題68件を決定しました。
このうち、九州総合通信局管内では、応募件数27件のうち次の8件を採択しました。
地域における情報通信技術の振興や地域社会の活性化等に貢献する地方の大学や企業等の研究開発を推進。
課題名 | 研究代表者 | 課題の特徴 |
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人の動きをやさしく支援する地域ITS利活用基盤に関する研究開発 (資料1 ![]() |
古川 浩 (九州大学大学院 システム情報科学研究院) |
「人の動き」の支援により商業や観光を盛んにする研究開発 |
地域住民組織による災害時要援護者支援システムの研究開発 (資料2 ![]() |
辻 利則 (宮崎公立大学 人文学部) |
ICタグ等を利用した災害時要援護者支援システムの研究開発 |
オートGPSとIMES屋内測位による広域観光の動態把握と回遊誘発情報提供システムの開発研究 (資料3 ![]() |
斎藤 参郎 (福岡大学 都市空間情報行動研究所) |
オートGPSの位置ログから広域観光回遊動態を把握するシステムを研究 |
スマートテレビを活用した独居高齢者等の安心・安全ネットワークシステムの志布志モデルの実証実験研究 (資料4 ![]() |
藤田 晋輔 (株式会社鹿児島TLO) |
ICTとCATVを活用した独居高齢者の健康状態等共有システムの実証実験 |
新世代ネットワーク技術等の戦略的な重点領域において、イノベーションを創出する独創性や新規性に富む萌芽的・基礎的な研究開発を推進。
課題名 | 研究代表者 | 課題の特徴 |
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超広帯域マイクロ波変調レーザを用いたスポットライト方式合成開口レーダの開発研究 (資料5 ![]() |
間瀬 淳 (九州大学産学連携センター) |
レーザビームを利用し被測定物の2次元高分解能画像をリアルタイムに取得するシステムの開発 |
純スピン流を利用した半導体不揮発多値メモリの要素技術開発 (資料6 ![]() |
浜屋 宏平 (九州大学大学院 システム情報科学研究院) |
スピン注入・電界制御技術により半導体不揮発多値メモリの原理を用いた実証実験 |
監視におけるプライバシー問題の根本的解決と病院内実証実験 (資料7 ![]() |
谷口 倫一郎 (九州大学大学院 システム情報科学研究院) |
カメラの導入が困難な病院内で匿名性を維持した人物行動解析の実証実験 |
次世代を担う若手研究者や中小企業の研究者が提案する独創性や新規性に富む研究開発を推進。
課題名 | 研究代表者 | 課題の特徴 |
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超低消費電力連想メモリとその応用に関する研究開発 (資料8 ![]() |
中原 啓貴 (鹿児島大学大学院 理工学研究科) |
消費電力を大幅に低減可能な連想メモリ(CAM)とウイルス検出ハードウェア化の研究開発 |
【参考1】戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)
【参考2】九州総合通信局管内における過去の採択状況