九州総合通信局では、平成23年度に「ホワイトスペース(※1)活用によるUHF帯広帯域無線伝送システム」(以下、「WS−UHF無線アクセスシステム」と称する。)に関する調査検討会を開催し、技術的検討や試作機による実証試験等を実施しました。
その結果、従来の無線LAN等では、地形や建物によって電波が遮られて通信が難しかった場所でも、WS−UHF無線アクセスシステムを使用すれば通信が可能となる場合があり、通信エリアが大きく広がるなど、その有効性を実証することができました。
今年度の調査検討会では、WS−UHF無線アクセスシステムの実用化を目指して、既存システムである地上デジタル放送との周波数共用条件(※2)について、 具体的な実証試験等を実施し、必要な技術基準の策定等に資することを目的として開催します。
平成24年度第1回調査検討会は、平成24年7月5日(木)14時00分から九州総合通信局(熊本市西区春日2丁目10番1号)にて開催し、 平成25年3月を目途に報告書を取りまとめることとしています。