報道資料
平成26年12月18日
九州総合通信局
重要無線通信への妨害源を排除
−外国規格の無線機による障害−
九州総合通信局[局長: 上原 仁(うえはら ひろし)]は、今般、大分県内の放送事業者が使用している無線局への外来波による障害発生について調査を実施した結果、大分市内で大型トレーラーの誘導指示に使用している外国規格の無線機が原因であることを特定し、妨害源を排除しました。
当局では、今後ともこのような重要無線通信妨害申告に対する妨害源の迅速な排除をはじめとした無線通信に対する混信・妨害に的確に対応するとともに、類似事案の発生抑止の観点から周知広報等を行うこととしています。
【経緯】
10月28日午前、大分県内の放送事業者から、放送業務用の無線局に車両の誘導を行っているような通話が混入するとの申告があり、電波監視システムによる方位測定調査の情報をもとに大分市内において調査を実施しました。
同日午後、大分市内で大型トレーラーの誘導指示に使用している電波法の技術基準に適合していない外国規格の無線機が原因であることを特定し、妨害源を排除しました。
本事例は、国民生活に必要不可欠な重要無線通信(注)に重大な障害を与えるものであり、迅速な排除が求められるものです。
(注)重要無線通信:電波法第102条の2に規定する無線通信(電気通信業務、放送業務、航空、消防・救急、警察、気象業務、電気事業、鉄道事業等の重要な無線通信のこと)
別紙:
写真【障害原因となった外国規格の無線機】
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