報道資料
平成29年9月1日
九州総合通信局
種子島でFM方式によるAMラジオの補完放送開始へ
−中波ラジオ放送の難聴解消目的の補完中継局に予備免許を付与−
九州総合通信局〔局長:田原 康生(たわら やすお)〕は、本日、株式会社南日本放送〔代表取締役社長:中村 耕治(なかむら こうじ)〕から免許申請のあったFM補完中継局に対して予備免許を付与しました。
本中継局は、中波ラジオの難聴地域の解消を図ることを目的として、総務省の平成29年度「無線システム普及支援事業費等補助金(民放ラジオ難聴解消支援事業)」を活用して整備されるもので、本年度内の開局が予定されています。
これにより、同社としては6局目、鹿児島県内では14局目のFM補完中継局となります。
【放送局の概要】
申請者 |
株式会社南日本放送 |
電波の型式、周波数及び空中線電力 |
F8E 82.3MHz
1kW |
呼出名称等 |
MBC種子島FM |
設置場所 |
鹿児島県西之表市 |
放送区域及び
放送区域内世帯数 |
放送区域:別図
区域内世帯数:
西之表市 5,887世帯(全世帯数の77.8%)
中種子町 3,830世帯(全世帯数の97.1%)
南種子町 2,669世帯(全世帯数の94.2%) |
開局予定 |
平成29年度内 |
【FM補完中継局とは】
FM補完中継局とは、中波(AM)放送局の放送区域において災害対策、都市雑音による都市型難聴、地形的難聴等のために超短波(FM)放送用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のことです。
総務省では、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」の提言(平成25年7月公表)を踏まえ、ラジオにより平時の生活情報や災害発生時の被災情報、避難情報といった国民に必要な情報が適切に提供されるようFM補完中継局に関する制度整備を行ってきました。
FM補完中継局は、主に地上アナログテレビジョン放送の跡地であるV-Low帯域の一部(90〜95MHz)の周波数を使用することとし、災害対策又は難聴対策(都市型難聴対策、外国波混信対策(注)又は地理的・地形的難聴対策)を目的とするものの開設が認められています。
注:外国波混信対策を目的とするFM補完中継局については、従来から開設が可能。
【民放ラジオ難聴解消支援事業】
国民生活に密着した情報や災害時における生命・財産の確保に必要な情報の提供を確保するため、ラジオの難聴解消のための中継局整備費用の一部を補助する事業。
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