報道資料
令和4年10月18日
九州総合通信局
「九州ICTセミナー2022」を開催
−DX推進を支える様々なICT技術のご紹介−
九州総合通信局は、九州管内のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、DXに取り組もうとしている団体や個人を対象に、一般社団法人九州テレコム振興センター(KIAI)との共催で、「九州ICTセミナー2022」を開催します。
本セミナーでは、DXを支えている様々なICT技術に焦点をあて、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)からの多言語音声翻訳技術や地域連携の取組紹介と、実際にDXに取り組んでいる企業・大学等からの事例をご紹介します。
なお、開催にあたっては、熊本城ホールの会場と、オンラインで同時配信するハイブリッド方式で行います。
1 日時
令和4年11月22日(火)14時00分から16時40分まで
2 開催方法等
ハイブリッド形式(会場及びYouTubeによるオンライン配信)
会場:熊本城ホール大会議室A1(熊本県熊本市中央区桜町3−40)
YouTube配信担当者:一般社団法人九州テレコム振興センター(KIAI)
3 内容
(1)基調講演(30分)
「世界の『言葉の壁』をなくす多言語音声翻訳技術−逐次翻訳から同時通訳へ−」
講師:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
ユニバーサルコミュニケーション研究所 研究所長 内元 清貴 氏
【講演要旨】
観光・交通・小売等の様々な分野において、訪日した外国人との「言葉の壁」をDXで解消することは、コロナ後の社会を見据えた時に必須の技術になると思われる。
その問題解消の一助として、AIを活用した多言語翻訳技術についての最新動向を紹介する。
(2)事例発表1:デジタル技術−AI−(25分)
「ドローンとAI解析技術を活用したインフラ点検DX」
講師:九州電力株式会社福岡支店
企画・総務部 通信ソリューショングループ 副長 古賀 俊生 氏
株式会社オプティム ソリューション営業部
パートナーセールスユニット サブマネージャー 吉田 真太朗 氏
【講演要旨】
ドローンとAI解析技術を活用したインフラ点検DXによる九州電力のダム遮水壁点検業務の高度化及び効率化についての紹介。これにより、高精度な設備異常検知及び大幅なコスト削減を実現している。
(3)事例発表2:デジタル技術−IoT−(25分)
「災害対策のDX化による情報共有と避難所混雑状況の可視化」
講師:福岡工業大学 情報工学部 情報通信工学科 教授 石田 智行 氏
【講演要旨】
災害対策本部業務および避難所運営のデジタル化による災害情報システムの紹介。
本システム機能の一部である「避難所混雑状況可視化」により、リアルタイムな避難所状況の把握と住民の自主的な分散避難を促すことで、「迅速な安全確保」と「感染症へのリスク低減」の両立を目指している。
(4)事例発表3:通信技術−ローカル5G−(25分)
「ローカル5G等の無線を活用した日向市における観光DX」
講師:株式会社ケーブルメディアワイワイ
営業局 営業企画部 営業企画課 甲斐 健人 氏
【講演要旨】
ローカル5G等の無線を活用して、仮想空間(バーチャル画面)と現地(アバターロボット)のデジタルツインによるポストコロナに対応したショッピング、VR技術を組み合わせた観光ガイド、自動撮影カメラを組み合わせた観光アクティビティ等に関する実証の取組を紹介する。
(5)政策発表:NICTの取組紹介(30分)
「DXを推進するNICTの社会実装・地域連携の取組」
講師:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
オープンイノベーション推進本部 ソーシャルイノベーションユニット
戦略的プログラムオフィス長 西永 望 氏
【講演要旨】
NICTの研究成果の社会実装に向けた取組、地域連携や産学官連携の取組、また地域課題を解決するためのICTとデータを活用したデジタル化の推進を目指した委託研究の紹介。さらには、九州工業大学に整備するBeyond 5Gテストベッド等のテストベッドに関する取組など、地方を応援する取組等について紹介する。
4 主催者等(順不同)
(1)共催:総務省九州総合通信局、一般社団法人九州テレコム振興センター(KIAI)
(2)後援:一般社団法人九州経済連合会、九州商工会議所連合会、一般社団法人電子情報通信学会九州支部、公益社団法人日本観光振興協会
(3)協賛:九州電波協力会
5 定員
6 参加費
7 申込方法
8 その他
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