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報道資料

令和5年1月23日
九州総合通信局

「ICT研究開発支援セミナーfrom九州」を開催
−九州総合通信局とNICTが連携して地域のICT研究開発を支援−

 九州総合通信局は、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)及び一般社団法人九州テレコム振興センター(以下、KIAI)との共催で、「ICT研究開発支援セミナーfrom九州」を開催します。
 本セミナーは、九州総合通信局とNICTが連携して地域のICT研究開発を支援するために開催するものであり、九州総合通信局の施策紹介、鹿児島大学による地域のICT研究開発の取組発表、NICTの研究開発の紹介、NICTの委託研究の採択課題の紹介及び成果発表を行います。
 なお、開催にあたっては、熊本城ホールの会場とオンラインで同時配信するハイブリッド形式で行います。

1 日時

 令和5年2月28日(火)14時から16時40分まで(開場:13時から)

2 開催方法等

  ハイブリッド形式(会場及びYouTubeによるオンライン配信)
  会場:熊本城ホール大会議室A1(熊本県熊本市中央区桜町3−40)
   YouTube配信担当者:KIAI
 〇会場にて参加される方はマスク着用をお願いします。また、会場では新型コロナウイルス感染防止対策のため検温器、アルコールスプレー、講演者・司会者用のパーテーションを設置します。
 〇新型コロナウイルスの感染状況によっては、会場への入場人数の制限、又は会場開催を中止しオンライン配信のみに変更等をさせていただく場合がございます。

3 内容

(1)主催者挨拶(オンライン、5分)
   NICT 理事長 徳田 英幸
 
(2)九州総合通信局の施策紹介(30分)
   「デジタル田園都市国家構想等を踏まえたICTによる地域DXの取組」
    講師:九州総合通信局 局長 野崎 雅稔 
 【講演要旨】
 デジタル田園都市国家構想等を踏まえた九州総合通信局における地域のDXを推進するための取組、さらに、NICTと連携して取り組んでいるICT分野の研究開発支援の取組等について紹介する。 
 
(3)地域のICT研究開発の取組発表(30分)
   「地域課題解決にICT研究成果と産学官連携を活用する鹿児島大学の取組」
    講師:鹿児島大学 理事(企画・社会連携担当) 岩井 久 氏
 【講演要旨】
 島嶼部を含む南北600キロメートルにわたる鹿児島県に所在する鹿児島大学は、県の基幹産業である農業、林業、畜産業、水産業等の産業分野における地域の課題解決にICTと産学官連携で立ち向かうプロジェクトが活発である。
 これら地域の取組を紹介する。
 
(4)NICTの研究開発紹介(30分)
    「NICTが進める次世代地上気象センサの開発と実証
     −豪雨の早期検知を目指して−」
    講師:NICT 電磁波研究所 研究所長 平 和昌 
 【講演要旨】
 九州地方では大規模な豪雨による大きな被害が頻発している。被害を最小限に食い止めるために、豪雨の発生を早期に検知可能な新たな気象センサの実用化が急務となっている。本講演では、豪雨の早期検知を目指してNICTが開発中の次世代地上気象センサを紹介するとともに、実証実験で得られた成果についても報告する。
 
(5)NICTの委託研究「データ連携・利活用による地域課題解決のための実証型研究開発(第3回)」の採択課題の成果発表(30分)
   「NICT研究成果の事業化報告
     −大規模位置データ連携による観光施策立案評価システムの研究開発−」
    講師:株式会社ブログウォッチャー おでかけ研究所 所長 酒井 幸輝 氏
 【講演要旨】
 令和2年度から実施しているNICT委託研究「データ連携・利活用による地域課題解決のための実証型研究開発(第3回) 副題:大規模位置データ連携による観光施策立案評価システムの研究開発」による成果の社会実装を進めるデジタル観光統計サービス「おでかけウォッチャー」の取組を紹介。
 
(6)NICTの委託研究「データ利活用等のデジタル化の推進による社会課題・地域課題解決のための実証型研究開発」の採択課題の紹介(25分)
   「AI解析による天草大王の雌雄判定」
       講師:有限会社電マーク 代表取締役 中野 裕介 氏
 【講演要旨】
 熊本県の地域地鶏「天草大王」は九州農業研究センター内で肛門鑑別によってヒナの性別を特定しているが、全国的に「初生雛鑑別師」の高齢化が進んでいる。本採択課題では、総務省「異能vationプログラム」(注)の「破壊的挑戦部門」に対する四国と九州の過去挑戦者が、熊本県農業研究センターおよび広島大学と連携し、「肛門鑑別AI」の開発に取り組む。
   
(注)総務省「異能vationプログラム」とは
 総務省が2014年度から実施しているプログラムで、ICT分野において人工知能には予想もつかないような破壊的な世界規模の価値創造を生み出すために、奇想天外で野心的な技術課題への挑戦とその世界展開を支援している。
 本セミナーにおいて紹介する採択課題は、2018年度「破壊的な挑戦部門」(「異能vationプログラム」の中で、ICT分野において破壊的価値を創造する、奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援するもの)の挑戦者である中野氏(有限会社電マーク、香川県高松市)と2021年度「破壊的な挑戦部門」の挑戦者である小山氏(歯っぴー株式会社、熊本県熊本市)、熊本県農業研究センターおよび広島大学が共同で提案し採択された研究開発課題である。
【「異能vationプログラム」ウェブサイト】
  https://www.inno.go.jp/

4 主催者等(順不同)

(1)共催:総務省九州総合通信局、NICT、KIAI
(2)後援:一般社団法人九州経済連合会、公益財団法人九州経済調査協会
     九州商工会議所連合会、一般社団法人電子情報通信学会九州支部
(3)協賛:九州電波協力会

5 定員

 会場:120名、 YouTube:定員なし

6 参加費

 無料

7 申込方法

 以下のホームページから2月20日(月)17時までにお申し込みください。
 https://www.kiai.gr.jp/n-runner/R4/postmail06/form.html
 取得した個人情報については、当局セミナーの開催関係事務にのみ使用し、その他の目的では使用いたしません。

8 その他


連絡先
情報通信部情報通信連携推進課 096-326-7314

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