(1) NICTの研究開発紹介(30分)
演題:Beyond 5Gで10年後の産業活動はここまで変わる!
〜産業分野の垣根を超えて新たなサービスを創成するオープンプラットフォームとは?〜
講師:NICT Beyond 5G研究開発推進ユニットBeyond 5Gデザインイニシアティブ
石津 健太郎 氏
【講演要旨】
情報通信の研究者集団が想像した2030年以降の未来生活を示すとともに、その際の重要な概念である仮想世界と現実世界の融合や、産業分野を越えたシステム連携について、アニメーション等を交えて分かりやすく解説する。
(2) ICTによる地域課題解決の取組紹介(30分)
演題:地域課題解決アプリ開発教育の事例
講師:公立大学法人熊本県立大学 総合管理学部 教授
同大学 デジタルイノベーション推進センター長
Apple Distinguished Educator
飯村 伊智郎 氏
【講演要旨】
研究室の学生が様々な団体や社会人と協力・プロジェクト体制を組んで社会問題に取り組んでいる。それらの問題解決のアプローチとして、学生が文理の枠を超えてスマートフォン等を用いたアプリを自ら開発・公開している様子を教育の視点から紹介し、社会問題解決における様々な気づきを得る機会を提供する。
(3) NICTと地域連携(30分)
演題:地域連携 高度研究開発×地域(北九州)
〜GX・DXな社会実現に向けた取組〜
講師:公益財団法人北九州産業学術推進機構〈FAIS〉
グリーンイノベーション推進本部 ロボット・DX推進センター DX推進担当課長
小川 健一 氏
【講演要旨】
当財団は、北九州市の外郭団体として北九州地域における産学官連携による研究開発や学術研究の推進等を行うことで、産業技術の高度化や活力ある地域企業群の創出・育成に寄与することを目指し、様々な活動に取り組んでいる。地域視点でのNICT連携事例として、「キレイな空気プロジェクト」及び「映像IoT 鳥の目カメラプロジェクト」を紹介する。
(4) NICTの委託研究紹介1(30分)
演題:信州伊那谷におけるLPWA通信網の構築と鳥獣罠センサーの高度活用
講師:国立大学法人信州大学 農学部 准教授
渡邉 修 氏
【講演要旨】
罠による捕獲を中心とした鳥獣対策では見回り業務がネックとなり、捕獲圧を上げにくい状況となっている。長野県伊那市を対象にLPWA(LoRaWAN)鳥獣罠センサーを導入し、見回り業務の軽減を図るとともに、山地帯でのLPWA中継局設置に関する事例を紹介する。
(5) NICTの委託研究紹介2(30分)
演題:ブルーカーボン貯留量の自動計測システムの開発による漁村の脱炭素・収益向上に向けた取り組み
講師:独立行政法人鳥羽商船高等専門学校 副校長
情報機械システム工学科 教授
江崎 修央 氏
【講演要旨】
本取り組みの目的は、天然藻場の繁茂状態を自動的に計測し炭素貯留量を算出する仕組みを構築し、Jブルークレジット等の審査認証のための技術基盤を確立することである。クレジットが発行により、漁村に漁業収入以外の収入をもたらすことと、地域外の企業等との連携のきっかけとする。
(6) 展示デモコーナー(3回実施)
(1)13:00〜13:30、(2)14:35〜15:05、(3)16:35〜17:00
〈1〉Beyond 5Gが活躍する2030年以降の未来をVRゴーグルで体験できるブース