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報道資料

平成27年2月3日
四国総合通信局

災害時を想定した携帯電話の応急復旧に向けた公開実験を実施
≪フェムトセル基地局を利用した全国初の接続実験を高知県四万十町で実施≫

 四国総合通信局(局長:元岡 透(もとおか とおる))は、四万十町及び高知県の協力を得て、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社及びソフトバンクモバイル株式会社と協同し、災害等により携帯電話基地局が利用できない場合の代替手段としてフェムトセル基地局を利用して構築する、全国初の実験を公開で行います。

1 実験趣旨

 国民一人に一台以上の割合で普及している携帯電話は、災害時の連絡手段としても非常に重要な役割を果たしています。
 このため、携帯電話各社では災害が発生し被災した場合にも携帯電話が継続して使用できるようさまざまな対策をおこなっていますが、光ファイバー等の伝送路の寸断や継続的な停電の場合にはサービスの停止も避けられないのが現状です。
 今回、災害時の対策のひとつとして、フェムトセル基地局を用い、伝送路としてNICTの耐災害無線メッシュネットワークや小型無人航空機による無線中継を組み合わせ、光ファイバー回線や超高速インターネット衛星経由でインターネットに接続して利用した場合の通信品質等を確認する実験を行います。
 実験の結果、実用的な通信品質が得られることが判明すれば、災害時における対策手法が増えることが期待されます。

2 実験イメージ

 次のとおりです。

実験イメージ

 

3 実験体制

 四国総合通信局、独立行政法人情報通信研究機構、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社及びソフトバンクモバイル株式会社により「フェムトセル実験プロジェクトチーム」を構成し、実験を実施します。

4 公開実験

(1)公開日時
  平成27年2月17日(火) 13時00分から16時00分まで

(2)実験場所
  高知県高岡郡四万十町
  古城山瀬地区の住宅地域

写真:実験場所・地図

 

5 公開実験の視察・取材について

 実験場所付近は道路が狭く駐車場所が無いことから住民生活に支障を及ぼさないため、車両の乗り入れを制限させて頂きます
 現地へは、四万十町十和地域振興局から送迎用のマイクロバスを御用意しますので、視察・取材される方は十和地域振興局へお越しください。
 また、バスの手配のため事前に参加人数等を把握しておく必要がありますので、お手数ですが、2月12日(木)17時までに次の事項を下の連絡先までお知らせください

  • 自治体名、会社名等の所属先(部署等もお知らせ下さい。)
  • 代表者のお名前
  • 代表者の連絡先電話番号
  • 乗車人数

 バスの発車場所、最初の出発時刻については以下のとおりです。当日は、一度では乗り切れないことも想定されます。この場合には需要に応じて往復させることとしていますが、すぐに現地に移動できないことがありますので御承知置き下さい。

  • 出発場所:四万十町十和地域振興局 駐車場
    (高知県高岡郡四万十町十川145番地3)
  • 出発時刻:平成27年2月17日(火)12時50分

 現地からの戻りについてもある程度の人数がそろった段階で出発します。最終の戻り便は最後の方のお帰りに合わせますので16時より前になることもあります。


【参考】フェムトセル基地局ほか(PDF 2.7MB)PDF


連絡先
四国総合通信局 無線通信部 企画調整課
担当:松下課長、川口課長補佐
電話:089-936-5071
FAX:089-936-5008
電子メール:shikoku-kikakuka_atmark_soumu.go.jp
(注意)送信の際は「_atmark_」を「@」に変更してください。

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