報道資料
平成27年2月4日
高松市において「山の防災システムセミナー」を開催
≪山間部における災害状況の把握、遭難対策に使用される最新システムを紹介≫
四国総合通信局(局長:元岡 透(もとおか とおる))は、四国地方非常通信協議会(会長:四国総合通信局長)と共催で、平成27年2月27日(金)に高松市において、「山の防災システムセミナー」を開催します。
1 開催趣旨
今回の電波の利活用セミナーでは、山での災害に対応する無線技術を御紹介します。
南海トラフ巨大地震では津波へ関心が集まっていますが、強い揺れによるがけ崩れの発生も懸念されるところです。このような災害において正確、迅速に情報収集ができるシステムとして「航空機搭載合成開口レーダ」があります。このレーダは悪天候や夜でも高い高度から地震火山噴火や土砂災害等の被害状況を写真のように把握できる「電波カメラ」とも呼べるシステムで、東日本大震災の際にも被害状況の把握に活用され、また、噴煙の影響を受けにくいことから昨年9月27日に噴火した御嶽山の状況把握にも利用されました。今回は、観測例を中心に有用性やその技術を紹介します。
また、山においては毎年遭難事故が多く発生しています。このような事故を減らすことができるシステムとして「登山者の位置検知システム」が提案されています。今回は、北陸総合通信局において行われている調査検討の状況を御紹介します。
さらに、四国では無縁と思われている火山災害ですが、阿蘇山や桜島の大規模噴火が注目されるようになったことから、噴煙や降灰といった影響についても考えておくことが必要な状況となりました。そこで、住民等に向けた火山情報等の伝達の現状と課題について御紹介します。
2 開催日時
平成27年2月27日(金) 13時から16時まで(12時30分開場)
3 開催場所
かがわ県民情報サービス株式会社(e-とぴあ・かがわ) BBスクエア
(香川県高松市サンポート2番1号 高松シンボルタワー タワー棟5階)
4 プログラム等
【講演1】
演題:雲の上から災害を捉える・・・航空機搭載合成開口レーダ
講師:独立行政法人情報通信研究機構(NICT)
電磁波計測研究所 統括 浦塚 清峰(うらつか せいほ)氏
【講演2】
演題:登山者等の位置検知システムの開発に関する調査検討状況について
≪登山者の見守り及び遭難者の救助支援≫
講師:富山県立大学教授 岡田 敏美(おかだ としみ)氏
【講演3】
演題:火山に関する情報と伝達
講師:高松地方気象台 地震津波火山防災情報調整官
久保田 勲(くぼた いさお)氏
5 定員
60名(事前申込制:先着順で定員になり次第、受付を終了します。)
6 対象者
7 セミナー参加費
8 主催等
主催:四国総合通信局
四国地方非常通信協議会
後援:四国情報通信懇談会(予定)
9 お申込み方法(別添参照)
平成27年2月20日(金)までに、電子メール、FAX(別添
の様式を利用)にてお申込みください。
なお、定員を超えるなど、参加いただくことができない場合を除いて、こちらから御連絡することはありませんので、あらかじめ御了承ください。
《お申込み先》
四国総合通信局 無線通信部 企画調整課
電子メール:shikoku-kikakuka_atmark_soumu.go.jp
(注意)送信の際は「_atmark_」を「@」に変更してください。
FAX:089-936-5008
10 個人情報の取扱い
参加申込みの際にいただいた個人情報は、本セミナーを実施する目的以外には使用いたしません。
ページトップへ戻る