報道資料
平成30年2月23日
四国総合通信局
南海放送株式会社のFM補完中継局に予備免許
≪AM放送局が被災したときの放送継続に備えて中継局を整備≫
四国総合通信局(局長:吉武 久(よしたけ ひさし))は、南海放送株式会社(代表取締役社長:田中 和彦(たなか かずひこ))から免許申請のあったFM補完中継局3局について、本日付けで予備免許を付与しました。
同社は愛媛県を放送対象地域としてラジオ(AM)の放送をおこなっていますが、松山市、新居浜市等県内6地域において、AM放送と同内容の番組を放送するFM補完中継局を開設しています。
今回開設するFM補完中継局(本年3月頃放送開始予定)により、今治市、久万高原町及び愛南町の3地域(約6万6千世帯対象)において、AM放送局が被災したときにも放送が継続されることとなり、ラジオによる災害時の情報伝達が確保されます。
表:【予備免許を付与したFM補完中継局の概要】
放送局の名称 |
RNB今治(いまばり)FM |
RNB久万(くま)FM |
RNB御荘(みしょう)FM |
放送区域及び 放送区域内世帯数 (別図参照) |
今治市の一部 55,847世帯 全世帯数の81.8% (申請書による) |
久万高原町の一部 2,247世帯 全世帯数の50.3% (申請書による) |
愛南町の一部 8,094世帯 全世帯数の92.3% (申請書による) |
送信所設置場所 |
愛媛県今治市 |
愛媛県上浮穴郡 久万高原町 |
愛媛県南宇和郡 愛南町 |
電波の型式、周波数 |
F8E 91.7MHz |
F8E 91.2MHz |
F8E 91.7MHz |
空中線電力 |
20W (最大実効輻射電力26W) |
20W (最大実効輻射電力27W) |
20W (最大実効輻射電力130W) |
本放送開始予定 |
平成30年3月頃 |
【参考】
FM補完中継局は、(1)中波(AM)放送局が被災したときの放送継続、(2)外国波混信若しくは都市型難聴又は地理的・地形的難聴の解消を目的に、FM放送用の周波数を用いてAM放送と同内容の放送を行う中継局です。
今回開設される中継局は、平成28年度予算による「放送ネットワーク整備支援事業(地上基幹放送ネットワーク整備支援事業)」を活用して整備されます。
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