報道資料
令和2年10月27日
四国総合通信局
愛媛大学に対して水産業向けIoT実現のための5G実験試験局の免許
≪愛媛県宇和島市の洋上生け簀において5Gの実証を実施≫
四国総合通信局（局長：野水 学（のみず がく））は、国立大学法人愛媛大学（学長：大橋 裕一（おおはし ゆういち））から申請のあった、養殖生け簀の魚の動きや数の映像情報を5Gによって三次元位置測定装置に送信する実証を行うための5G実験試験局へ、本日付けで免許しました。
愛媛大学は、愛媛県等と共同で水産業向けのIoTサービスの展開を目指して宇和島市の愛媛県水産研究センターにおいて、養殖生け簀と遊漁三次元位置測定装置をローカル5G等の無線局で結ぶ実証を本年11月から開始する予定です。（※）
この実証により、海上における5G等の電波伝搬に係る知見の獲得と公開、遊魚三次元位置測定装置の洋上利用の実現と効果的な電波利用が期待されます。この成果により適切な給餌や魚病への早期対応が可能となり、養殖業の損失低減と売上向上が見込まれます。
四国総合通信局では、この実証に使用されるローカル5G用無線局（実験試験局）の免許申請を審査した結果、電波法令に適合していると認められたので、本日付けで免許しました。洋上におけるローカル5Gの実験試験局の免許は、全国初となります。
（※）この実証は、総務省が令和2年度予算「IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築」を公募して採択したものです。
表：【免許した実験試験局の概要】
| 免許人名 |
国立大学法人愛媛大学 |
| 無線局の種別 |
実験試験局 |
| 免許の年月日 |
令和2年10月27日 |
| 無線局の目的 |
実験試験用 |
| 周波数及び局数 |
4.8GHz帯 3局 |
| 設置場所 |
愛媛県宇和島市 |
| 提案者（実証事業） |
国立大学法人愛媛大学、愛媛県、株式会社NTTドコモ、電気興業株式会社 |
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