地上デジタルテレビ放送において、主に春から夏に発生する気象による電波の異常伝搬現象により、稀に新潟県(弥彦山送信所)と同じチャンネルの秋田県(大森山送信所)の放送波が混信し、新潟県と秋田県の一部でテレビ放送の一部が良好に受信できない現象が発生していました。
この改善のため、信越総合通信局と新潟県内放送事業者等で構成する新潟地上デジタル放送推進協議会は、東北総合通信局と秋田県内放送事業者等で構成する秋田県地上デジタル放送推進協議会との協議を行い、秋田県側の送信チャンネルを変更(新しいチャンネルに移行)する対策を平成23年11月1日から実施してきました。
特に、新潟県側への影響をできるだけ早期に低減させるため、本年4月からは秋田県側の従来のチャンネルの送信出力を段階的に減力する対応も行っており、本年の春から夏においては大規模な障害の発生を防止することができました。
一方、秋田県側におきましては、視聴者の新しいチャンネルへの移行が順調に進みましたことから、10月29日(月)の放送終了をもって秋田県側の従来のチャンネルの電波の送信を停波し、秋田県側との間での混信による受信の障害は解消いたしました。
この取り組みにご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
【参考】新旧チャンネル関係