東北総合通信局(局長:田尻 信行)は、本日付けで、原子力災害被災地域のうち、避難指示が解除された地域に帰還される方に対する地上デジタル放送を受信するための環境整備を支援する事業を実施する団体に、補助金の交付を決定しました。
東北総合通信局は、令和3年度における「地上デジタル放送への完全移行のための送受信環境整備事業(デジタル受信相談・対策事業)」を実施する団体について、令和3年1月21日から同年2月12日まで公募を実施したところ、一般社団法人日本CATV技術協会から応募がありました。応募内容について、外部有識者による評価を実施し、その結果も踏まえて採択することとし、以下のとおり補助金の交付を決定いたしました。
事業の名称 | 団体名 | 令和3年度交付決定額(千円) |
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「地上デジタル放送への完全移行のための送受信環境整備事業」(地上デジタル放送送受信環境整備事業) | 一般社団法人日本CATV技術協会 | 311,100 |
事業実施団体は、総務省福島原発避難区域テレビ受信者支援センター(デジサポ福島)として次の事業を行います。
地上デジタル放送受信環境整備に係る相談・支援、調査・分析等の業務を行う事業
地上デジタル放送の視聴環境の整備が困難となる世帯等に対するチューナーや地上デジタル放送受信アンテナ等の設置、改修に必要な支援を行う事業
建築物その他の工作物による影響により、地上デジタル放送の難視聴が生じる地域において、難視聴解消を目的とする有線共聴施設又は無線共聴施設を整備するための支援を行う事業
共同住宅に設置されている地上アナログ放送対応の共聴施設の地上デジタル放送対応の共聴施設への改修、又は有線放送設備に置換して地上デジタル放送の再放送を視聴可能にする支援を行う事業
新たな難視地域(注)において、難視聴解消を目的とする高性能等アンテナ又はケーブルテレビ等移行の対策、共聴施設の設置を行う者に対する支援を行う事業
(注)新たな難視地域:地上アナログ放送が受信できていた地域であって、地上デジタル放送への移行に伴い同放送の電波の特性等に起因し、地理的条件により、地上デジタル放送が十分な品質で視聴できない地域。
地上デジタル放送の視聴を可能とする対策が完了するまでの間、暫定的にワンセグ放送又は衛星放送が視聴できるよう受信設備の整備に対する支援を行う事業
地上アナログ放送の難視聴解消を目的として設置された共聴施設の地上デジタル放送共聴施設への改修、又は有線放送設備に置換して地上デジタル放送の再放送を視聴可能にする支援を行う事業