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報道資料

平成25年10月24日
東北総合通信局

東北6県における青少年安心ネット利用環境づくりに向けた取組

〜青少年のインターネットリテラシー向上に向けて〜
 東北総合通信局(局長:奥 英之)は、近年スマートフォンの利用の拡大に伴い増加してきている青少年のインターネットのトラブル・事件を防止するため、小中学校やPTA等を対象とした「e−ネット安心講座」の開催等による周知啓発活動に取り組んでいます。
 青少年が学校の環境から離れる冬休み等を前に、こうした取組を一層強化していくこととしています。

1.取組の必要性

 携帯電話の契約数に占めるスマートフォンの割合は、平成25年3月末時点の37.2%から、平成26年3月末には5割程度に増加すると見込まれています。
 一方、スマートフォン等の携帯端末を利用した、メール・書き込みでの誹謗中傷・いじめ、誘いだしによる性的被害・暴力行為、ネット依存による健康被害にみられるようなインターネットの「影」の部分であるトラブル・事件が多数発生しています。
 こうしたなかで青少年がスマートフォン等を安心・安全に利用できるようにするには、青少年のインターネットリテラシー向上が、これまで以上に重要となってきています。

2.周知啓発等の取組

(1) e−ネット安心講座の展開
 総務省及び文部科学省は、青少年がネットの「影」の部分の存在を理解し、トラブルに巻き込まれることなく利用することができるようにするため、電気通信事業者、総務省等から講師を派遣し、平成18年から日本全国で「e−ネット安心講座」の開催を推進してきています。
 東北管内においても、「e−ネット安心講座」の開催の推進に取り組んできたところ、開催数が増加(平成22年度;34講座→平成24年度;132講座)してきており、本年度上半期においては99講座(前年度同期比2割程度の増)となっています。
 講座の内容は、青少年にとってわかりやすい教材を使用し、質疑応答等を積極的に取り入れ、受講者の問題意識にかみ合った講義を行う形の標準的スタイルとして確立されており、短時間でもインターネットを安心・安全に利用する方法についての気づきが得られるようになっています。

(2) 東北6県内の地域団体との連携した取組
 東北総合通信局が事務局となって「東北青少年安心ネット利用環境づくり連絡会」(地域団体(教育委員会、PTA連合会等)等の39団体(平成25年9月末現在)で構成。)を組織し、連絡会内での情報共有や構成団体と連携したインターネットリテラシーの普及啓発の取組等を展開しています。

3.これからの取組

 東北総合通信局としては、ツイッター等での不適切な書き込み、ネットいじめ、依存症等から青少年を守るため、青少年が学校の環境から離れる冬休み等の長期休暇前、卒業前、新入生説明会等で「e−ネット安心講座」の開催等を行い、関係機関と協力してインターネットリテラシーの向上に向けた取組を強化していくことしています。

<参考>講師派遣連絡先

〇e−ネット安心講座の申込み
  下記URLへアクセスし、お申し込みください。  
   「e−ネットキャラバン」 https://www.fmmc.or.jp/e-netcaravan/ 
                  [※令和元年9月5日、リンク先が変更となったため修正]
〇インターネットリテラシーについての各種講演会・研修会への当局講師派遣の相談
  東北総合通信局 情報通信部 電気通信事業課
    TEL 022−221−0627 (担当:安藤、高橋)

連絡先
  東北総合通信局
  情報通信部電気通信事業課
  TEL 022-221-0626

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