総務省東海総合通信局(以下、「東海総合通信局」という。)は、携帯電話事業者から、平成23年5月頃から愛知県岡崎市内の試験調整中の基地局が妨害を受け、サービスインができなくなっている。
旨の申告を受け、同事業者の協力を得て調査してきた結果、平成23年10月25日に、同市内の個人宅に取り付けられたテレビの受信用アンテナ機器(分配器)から輻射されていた不要電波が原因であることを特定し、同日、障害を排除しました。
今回の障害は、テレビの受信用アンテナ機器の老朽化による不具合に起因するものでしたが、この他に、これまでもアンテナケーブルの接続不良など施工上の原因により重要な無線通信に障害を与えた例が確認されています。
テレビの受信用アンテナ機器については、長年の使用による機器の不具合に注意するとともに、設置工事をする場合は、接続不良とならないよう機器の取付けやケーブルの引回しに十分な注意が必要です。
東海総合通信局は、今後とも良好な電波利用環境の確保を図るため、迅速・的確な混信・障害の排除に努めてまいります。
図:障害発生のイメージ図
写真:老朽化により不要電波を輻射することのあるテレビの受信用アンテナ機器の例