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報道資料

平成24年5月29日
東海総合通信局

東海初!尾鷲市内で無線アクセスシステムと連動した災害対策用ワンセグの実験試験局を免許

 総務省東海総合通信局(局長 安藤 友裕(あんどう ともひろ))は、本日、電気興業株式会社(代表取締役社長 進藤 秀一(しんどう しゅういち))から申請のあった尾鷲市内の特定エリアにおいて災害情報等の情報提供を検証するための実験試験局の免許を付与しました。

 本実験試験局は、電気興業株式会社が、尾鷲市内における防災情報提供手段としてのワンセグシステムの有効性について検証することを目的にしています。現在、尾鷲市では、無線アクセスシステムを活用し、防災情報や地域情報の情報を提供していますが、屋外にいる市民や観光客に必要な情報を提供できるようにするため、無線アクセスシステムと連動したワンセグによる情報提供サービスの具体化に向けて、さまざまな環境下での電波伝搬状況等の基礎データの取得が行われる予定です。

実験試験局の概要

 実験試験局の概要は次のとおりです。

表:実験試験局の概要
周波数 611.142875MHz(メガヘルツ)(36ch(チャンネル))
常置場所及び空中線電力
  • 尾鷲市中村町10−57 尾鷲市防災センター 10mW(ミリワット)
  • 尾鷲市中村町10−41 中村山公園 20mW(ミリワット)
免許の有効期間 平成24年7月31日
実験開始予定日 平成24年6月1日
実験の概要 実験内容:電波伝搬試験、電波干渉試験等
  • 第1期 6月1日〜6月3日
    実験場所:尾鷲市光ヶ丘 紀北防災拠点及びそばこ自主防災会
  • 第2期 6月4日〜7月31日
    実験場所:尾鷲市中村町 尾鷲市防災センター及び中村山公園
なお、実験第1期の3日に同市主催で開催される防災訓練において、ネットワークカメラで撮影した防災訓練の模様の中継などを行い、受信端末を来場者、参加者に使用してもらい、反応を見る。また、本実験に関する市民への周知も行う。

参考 1 実験のシステムイメージ

図:実験のシステムイメージ図

写真1:実験(測定)のイメージ

2 伝送画面のイメージ

写真2:(例1)防災訓練の様子

写真3:(例2)ネットワークカメラ映像と文字テロップ

実験試験局

電波法施行規則第4条第22号
科学若しくは技術の発達のための実験、電波の利用の効率性に関する試験又は電波の利用の需要に関する調査を行うために開設する無線局

連絡先
東海総合通信局 放送課
電話:052-971-9198

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