地上テレビジョン放送は東海地域においても、一昨年(平成23年)7月24日に全面的にアナログ放送からデジタル放送に移行したところです。しかしながら、その後もごく一部の地域について、他の電波からの混信を受けるなどの原因により良好に受信しにくい場合が発生しています。
総務省東海総合通信局及び中京広域地上デジタル放送推進協議会では、こうしたデジタル混信対策のための計画を策定及び公表して、良好な受信環境の確保に努めています。
今回、三重県志摩市浜島町浜島の一部の地域について、新たにデジタル混信の対策計画を策定しました。当該対策計画の内容は、以下のとおりです。
なお、総務省テレビ受信者支援センター(デジサポ)では、デジタル混信を解消するための支援策を実施しており、今回公表された対策計画もその対象となります。
No. | 県名 | 地域所在地名 | 混信内容 | 対策手法 | 対象世帯 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 三重県 | 三重県志摩市浜島町浜島 | 磯部局、伊勢局、南勢局及び尾鷲局受信において、浜松局ほか数局によるフェージング混信 | 高利得受信アンテナ等 | 6 |
No. | NHK総合 | NHK教育 | 中部日本放送 | 東海テレビ放送 | 名古屋テレビ放送 | 中京テレビ放送 | 三重テレビ放送 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ×混信 | ×混信 | ×混信 | ×混信 | ×混信 | ×混信 | 良好 |
当該対策計画の詳細は、地上デジタル放送難視地区(PDFファイル:222KB)のとおりです。
デジタル混信(地上デジタル放送に対して、他の電波からの影響により良好に視聴できない受信障害の現象)の対策事業を行う者に対し、国がその費用の一部を補助する。
図:デジタル混信対策の助成制度イメージ