報道資料
平成27年12月15日
東海総合通信局
中部発の小型衛星(ChubuSat-2、ChubuSat-3)の無線局に予備免許
東海総合通信局(局長 木村 順吾(きむら じゅんご))は、中部地域の産学連携により開発された小型人工衛星(ChubuSat-2、ChubuSat-3)に搭載する実験試験局及びアマチュア局を本日、予備免許しました。
今回予備免許した実験試験局等は、宇宙ゴミの画像データ送信などに利用され、中部のものづくりの主要な分野の1つである宇宙産業の活性化に寄与することが期待されます。
概要
本人工衛星は、名古屋大学、大同大学、三菱重工業株式会社及びMASTT(注)が共同で開発したものです。平成28年2月に打ち上げが予定されているH-2Aロケットに搭載され、X線天文衛星(ASTRO-H)などと相乗りになる予定です。
注記
予備免許の概要
表1:ChubuSat-2に搭載の実験試験局
免許人 |
国立大学法人名古屋大学 |
周波数及び空中線電力 |
2.2GHz(ギガヘルツ)帯 1w |
通信内容 |
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表2:ChubuSat-3に搭載の実験試験局
免許人 |
三菱重工業株式会社 |
周波数及び空中線電力 |
2.2GHz(ギガヘルツ)帯 1w |
通信内容 |
- 衛星の制御のための情報
- 地球の地表面の画像データ
- 周回軌道デブリ(宇宙ゴミ)の画像データ
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表3:ChubuSat-2及び3に搭載のアマチュア局
免許人 |
小牧アマチュア無線SATCOM倶楽部 |
呼出符号 |
- 地上側 JJ2YPP
- ChubuSat-2 JJ2YPN
- ChubuSat-3 JJ2YPO
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周波数帯 |
アマチュア局運用周波数(144MHz帯及び430MHz帯) |
通信内容 |
(一般のアマチュア局も受信することができます) |
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