画像:住民参画システム利用の手引き 〜地域SNS、公的認証対応アンケートシステム〜
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目次
座長あいさつ
総論
導入検討編

1. ICTを活用した住民参画の方法
2. 主なICT住民参画手段
3.地域SNSとは
4.SNSと地域SNSの違い
5.地域SNSの費用
6.電子アンケートとは
7.電子アンケートの費用
8.高齢者などの参加
9.住民ニーズの把握
10.施策への反映
11.運営体制
12.議会との関係
参考1 実証実験地域の概要
参考2 実証実験関係者座談会


実践編 地域SNS

実践編 電子アンケートシステム
資料編
7. 電子アンケートの費用

電子アンケートの費用はどのくらいかかりますか?

キーワード
・導入経費、運用経費
・従来の紙のアンケート調査との比較

関連項目
【実践編 電子アンケート】 1-3 システム導入方法のケース
【実践編 電子アンケート】 1-4 導入ケース別の必要経費
【導入検討編】 5 地域SNSの費用

・ 地域SNS同様、導入する条件により費用は異なります。既存のサーバに標準版のソフトウエアを導入するのであれば、低コストでの導入・運用が可能です。
・ また、紙・郵送で行うアンケート調査は、配布票数が多くなるほど、印刷費や郵送費などが高くなりますが、電子アンケートの場合、票数が多くなっても、それほどコストは変わりません。2000件配布するアンケート調査の場合、紙・郵送に比べて電子アンケートは100万円くらい安く行うことが可能です。
・ 仮にデータセンターを利用して、電子アンケートシステムを導入した場合でも、2000件配布規模のアンケートを年に2回以上行えば、紙・郵送でアンケートを行う場合に比べて、コストが安くなると考えることができます。
・ 加えて、調査票の設計から配布、回収、集計までのスピードも、電子アンケートの方が圧倒的に早くなります。これまで、予算面の制約で実施回数や配布数の規模が限られていたのが、電子アンケートを導入することにより、大規模で何度も行うことが可能になり、住民などのニーズをより詳細に把握することが可能になります。

紙・郵送と電子アンケートの比較(1回当り、例)
項目 1000件配布 2000件配布
紙・郵送(A) 661,000円 1,183,000円
電子アンケート(B) 116,000円 116,000円
差(A)−(B) 545,000円
(82.5%減)
1,067,000円
(90.2%減)



電子アンケートシステム導入・運用にかかる費用の例
事例 費目 金額 備考
電子アンケートシステム 既存のサーバに導入 導入経費 25万円〜 独自改修する場合は別途
年関運用経費 15万円/年〜 職員が自分で運用
新たにサーバを購入 導入経費 145万円〜 独自改修する場合は別途
年関運用経費 167万円/年〜 保守運用を委託
データセンターを利用 導入経費 45万円〜 使用するデータセンターや契約条件等により異なる
年関運用経費 195万円/年〜

注)上記はあくまでも一例であり、導入条件等により異なります。



実証実験における電子アンケート導入の概要および経費

機器設置概要

画像:機器設置概要



ハードウエア構成および仕様
機器種別 機種名 仕様等
電子アンケートサーバ
・アプリケーションサーバ
・データベースサーバ
HP DL380 インテルXeon3.2Ghz
メモリ 4Gbyte
HDD  145.6Gbyte(RAID5)
ウェブサーバ HP DL360 インテルXeon3.6Ghz
メモリ 2Gbyte
HDD 36.4Gbyte(RAID1)
ファイアーウォール NetScreen-25 (長岡では既設機器を使用)
スイッチングハブ Cisco Catalyst 2950 (長岡では既設機器を使用)
バックアップ装置(DAT) Ultrium 448i  



ハードウエア構成および仕様 地域SNSサーバのソフトウエア構成

画像:ハードウエア構成および仕様 地域SNSサーバのソフトウエア構成



利用者のパソコン(公的個人認証サービス対応アンケートに回答するために必要なもの)
項目 内容
電子証明書の取得 市区町村窓口で公的個人認証サービスのための電子証明書を取得する必要がある(住民基本台帳カードなどに格納)。
利用者クライアントソフト 電子証明書を取得する際に配布されるCD-ROMを用いて、利用者クライアントソフトのインストールおよび設定を行う必要がある。
カードリーダ・ライタ 電子証明書を発行した市区町村が定めるカードリーダ・ライタをパソコンに接続、設定する必要がある。



長岡
項目 内容 費用
サーバ設置環境 長岡市東情報センター 0
ネットワーク機器 既存のネットワーク環境を使用 0
サーバ機器 ウェブサーバ 1台 488,000円
アプリケーションサーバ兼データベースサーバ1台 880,000円
バックアップ装置 1台 343,700円
ソフトウェア OS(Redhat Linux ES3)×2式 199,600円
バックアップソフトウェア(ARCserve Backup) 98,000円
Web Server(Apache2) 0
AP Server(Tomcat5.0) 0
DB Server(PostgresSQL) 0
Java2RuntimeEnvironment 0
環境構築諸費用 サーバ証明書(民間の証明書)
アプレット証明書、ドメイン取得(jpドメイン)
65,000円
費用合計   2,074,300円



千代田
項目 内容 費用
サーバ設置環境 千代田区内データセンター
インターネット回線費用、ISP費用 など
1,160,000円
ネットワーク機器 ファイアーウォール、スイッチングハブ 837,000円
サーバ機器 ウェブサーバ 488,000円
アプリケーションサーバ兼データベースサーバ 1台 880,000円
バックアップ装置1台 343,700円
ソフトウェア OS(Redhat Linux ES3)×2式 199,600円
バックアップソフトウェア(ARCserve Backup) 98,000円
Web Server(Apache2) 0
AP Server(Tomcat5.0) 0
DB Server(PostgresSQL) 0
Java2RuntimeEnvironment 0
環境構築諸費用 サーバ証明書(民間の証明書)
アプレット証明書
ドメイン取得(jpドメイン)
65,000円
サーバ証明書(LGPKI)、ドメイン取得(lg.jpドメイン) 0
費用合計   4,071,300円

総務省 | 財団法人地方自治情報センター