世界情報通信事情 World Information and Communication Circumstances

International Telecommunications Satellite Organization 国際電気通信衛星機構(ITSO)(最終更新:平成27年度)

国際機関名 国際電気通信衛星機構(ITSO)/International Telecommunications Satellite Organization
URL http://www.itso.int/
所在地 4400 Jenifer Street, N.W., Suite 332, Washington, D.C. 20015, USA
幹部 José Toscano(事務局長/Director General and CEO

組織の概要

設立目的

世界の通信事業者に対し、国際公衆電気通信業務に必要な宇宙部分(通信衛星及びその管制等に必要な関連地上設備)を確実に提供することを目的として設立された。監督するインテルサットシステムは、テレビ放送の海外中継などに活用されている。

沿革

  • 1964年:世界的な商業衛星通信システムの設立を目指し、日本、アメリカ合衆国等の11か国の参加により暫定制度として発足した。
  • 1971年:「国際電気通信衛星機構に関する協定」が採択され、1973年2月12日に同協定が発効した。
  • 2000年:通信業務を行うインテルサット社と事業会社を監督する監督機関(ITSO)とに再編された。

組織案内

2015年11月現在、締約国149か国の代表による2年ごとの総会において、執行部、諮問委員会及び仲裁裁判所のメンバーが選ばれる。

最近の活動状況

2014年5月21日から23日にかけて、第36回の締約国総会が米国のワシントンDCで開催された。同総会には79か国からの代表が参加した。同総会では法律専門家パネルが選定され、11か国の代表が選定された。さらに、国連のブロードバンド委員会に提案するための「デジタルディバイド解消のための衛星利用に関する決議」が採択された。同内容は、遠隔地、山間部、人口が少ない地域でのブロードバンド需要を衛星通信サービスによって提供することを提案している。次回の総会は2016年を予定している。

主要国の対応状況

2015年2月12、13日に米国のワシントンD.C.で第19回諮問委員会が開催された。