事業概要
現在、応援人口(関係人口)向けの情報紙「よこてfun通信」の発送を通じてつながっている「応援市民」を対象に、横手市への応援意識の掘り起し・底上げと具体的な応援企画を官民協働で実施する「横手応援市民学校」事業を実施します。
情報紙を入口とした「応援市民」が行政・地元関係者とともに応援事業の企画、実践をモデル的に行い、解決すべき課題の発掘と情報発信をしていくことで、情報紙と応援市民学校をリンクさせ、応援の好循環スキームを形作ります。
事業の目的・背景
横手市は平成27年度より応援人口を募る仕組みとして「応援人口拡大事業」を実施しており、出身者・経験者向けのフリーペーパー「よこてfun通信」を発行、購読者を応援市民として位置づけています。対象者数は平成30年6月末現在で7,143人に達しています。
4半期ごとの発行に合わせて応援市民への情報伝達可能なインフラが整備できている状況にあり、応援市民に実際に横手市への応援を意識していただくことを次のステップとして、既存の情報インフラを活用して応援サイクルを構築、本事業を通じて応援市民の自主的な活動が活発化することを目標としています。
取組の内容
「よこてfun通信」を活用しながら、応援市民を対象に、以下の事業を実施しています。
○応援市民学校「応援研究ゼミ」及びモデル事業の開催
① 小人数でのゼミ形式の企画検討会を開催し、提案された応援事業の精査と実現の形を考え、実際の応援事業を企画。
② 応援研究ゼミにおいて抽出された応援事業について、応援市民が中心となりモデル的に実施し、一連の応援までの流れについて課題等を検証、応援サイクルの構築に活かす。
※他事業との連携
横手応援市民学校「なべっこ遠足in東京」
横手市への応援を考える入口と位置づけ、地域の現状の共有・意識の醸成を図るべく、出身者、経験者、ふるさと納税者等幅広く参加者を募り、100人規模の大人数で開催。参加者アンケートや応援事業の提案、応援市民の交流、移住定住・Uターン・ふるさと納税相談を行います。秋田県特有の文化「なべっこ遠足」形式で実施します。
出所)横手市提供資料
取組の体制
■横手市
事業の計画から運営まで主体的に実施し、事業全体の責任を負います。
・総合政策部経営企画課 移住定住担当2名
・まちづくり推進部地域づくり支援課 ふるさと納税・地域づくり・ふるさと会担当2名
・商工観光部商工労働課 労働行政担当(仕事・継業等)1名
・商工観光部横手の魅力営業課 2名
・農林部農業振興課 担い手担当 1名
■関係者との連携・協力体制
応援市民との協働体制を以下のように構築しています。
・首都圏ふるさと会連絡協議会(会員約2,500名)
応援市民との協働にあたって、核となる組織であり、イベント企画上の相談、参加の声掛けや協力、ゼミへの参加などで連携・協力。
・応援市民(約7,100人)
横手応援市民学校「なべっこ遠足in東京」への参加、応援モデル事業への参加を呼び掛ける対象。
・市内の農業生産法人等、応援モデル事業の相談及び受入が可能な団体。
募集等のスケジュール
「よこてfun通信」9月号にて、横手応援市民学校「なべっこ遠足in東京」への参加、応援モデル事業への参加を周知します。