モデル団体の事業詳細
パターン(2)

応援市民制度2.0

富山県南砺市

応援市民制度2.0

あなたの想い、スキルが、南砺市をまもり育てていくきっかけ南砺市があなたのもう一つのふるさとに!!

事業概要

南砺市外からでも、市民とともに南砺市に関わり、盛り上げていくことができる「南砺市応援市民」を実施しています。

事業の目的・背景

南砺市では、南砺市版関係人口として「応援市民制度」にすでに取り組んでいます。

この制度は、過疎化、少子高齢化に伴う様々な地域課題が顕在化している現状を踏まえ、市外からのマンパワーやスキルをもって地域課題を解決していくことを目的としています。

登録要件の①南砺市外に住みながらも、②南砺市に愛着を持ち、③南砺市を応援していただける方という3要件を満たす方を「応援市民」として市が登録し、平成28年10月の制度開始以降約500名超(平成30年3月末現在)の登録があります。

今回のモデル事業では、「関係人口が取り組む実践活動(応援)の地域内での充実」により、「過疎化、少子高齢化の中でも南砺市が自立・自走を維持するためのスキームの構築」を事業目的として取組みます。

事業目的に達成により、「過疎化、少子高齢化が原因で発生する地域課題(祭などの文化活動の維持、耕作放棄地の低減など)の自律的な解決」という効果を見込んでいます。

現在、応援市民の登録者数は順調に伸びていますが、地域ニーズ(地域課題)と応援市民(知見、スキル、想いなど)がうまくマッチングできていないことが現在の課題ですが、モデル事業では現在実施中の「応援市民制度」の事業スキームを活用及びバージョンアップを図りながら課題を解決していく予定としています(「応援市民制度2.0」の実現)。

なお、「応援市民制度」は人口ビジョン(~H72)に記載されており、モデル事業終了後も継続して事業に取組む予定です。

取組の内容

今回のモデル事業では、H29に官民連携で「応援市民制度」の今後のあり方について調査研究を行った「応援市民制度2.0」(以下、「H29調査研究」という。)の成果を活用し次の事業を実施します。


事業① 現地メンターの設置

・地元の地域づくりに携わるコンサルティング会社に現地メンター業務を委託します。現地メンターは、地域と関係人口を繋ぐ役割を担い、地域からの地域課題の集約、実践活動のコーディネート及び現地サポートを業務として行います。

・現地メンターは、地域おこし協力隊員と連携してメンター業務に取り組みます。


事業② 現地メンターが中心となった実践活動の企画・実施

・ 「実践活動」は、「スキルや知見、地域への想いなどを有する地域外の者(関係人口)が、地域内で地域課題の解決に取り組む活動」とします。

・ 地域課題に関する講座は、「実践活動」開催時に実施するほか、インターネット動画サイトにて事前に受講する体制を整備する予定です。

・ 実践活動の実施主体は「地域」とし、「現地メンター」、「市」などがサポートしながら企画、募集、実施などを行います。

・ 実践活動の企画は、地域から挙げられる「地域課題」や「応援要望」をもとに、「地域」と「現地メンター」などが連携して実施、企画を行います。

・ あわせて現地メンター実践活動参加者の活動をサポートするICTプラットフォームの試作品による有効性検証を実施します。地域からの「地域課題」「応援要望」の集約やSNS等との連携機能を想定しています。

・ 実践活動の募集は、市ホームページのほか、総務省ポータルサイト、民間ボランティアサイトを活用し、地域外より広く行います。

・ 実践活動の規模は、1回当たり3名以上の地域外参加者で実施、モデル事業期間中計2回以上での実施を予定しています。

・ 大学の地域連携部局との連携により、大学の研究活動、ゼミ活動などの、大学の知見、学生の活力を活かした実践活動の推進にもあわせて取り組みます。


事業③ 実践活動参加者への支援

・ 移動費、滞在費を対象とした支援制度を創設します(市の補助事業として実施)。

・ 支援額は一部補助とし、市外からの参加者にも一定の負担を求めます。


事業④ 関係人口の地域内外への周知

関係人口を創出し、関係を継続していくためには、「関係人口」の意義、役割について地域内外の人が共通理解し、お互いを尊重し合える関係性が必要と言えることから、「関係人口に関する周知強化」として次の事業を実施します。

a ポータルサイトの開設

・ 「関係人口のポータルサイト」を開設し、「関係人口」に関する考え方、実践活動に関する情報を掲載します。

・ モデル事業期間中は、サイトの制作及びユーザーからの意見集約によるサイトの価値の向上を進めます(富士通㈱と連携)。

b 関係人口向け小冊子の発行

・ 地域外の人材に向け、「受入先となる地域の想い、現状」、「実践活動の内容」などを伝達する手段として小冊子を発行します(モデル事業期間中2回発行予定)。

c 関係人口の登録情報の高度データベース化

・ 関係人口の登録者情報を活用し、ターゲットを絞った効果的な情報発信を行うことを目的に登録者情報のデータベースを高度化の検証作業を行います。

・ 高度データベース化の検証作業に当たっては、富士通㈱と連携し、データ管理法とセキュリティの及び活用による効果のバランスを考慮し実施する。

d 関係人口の意義、あり方の周知

・ 関係人口の意義、あり方の理解を深めることが、継続的な関係人口の創出に繋がることから、地域内外での周知を強化します。

・ 具体的には、「a ポータルサイトの作成」に併せて、チラシの作成、イベント、ワークショップなどを開催します。

<参考資料>
参考資料
出所)富山県南砺市提供資料

取組の体制

㈱まとめる専門家

富士通㈱

南砺市地方創生推進課

南砺市地域おこし協力隊

募集等のスケジュール

応援市民への登録は随時受け付けています。

2019年3月3日(日)開催 「(南砺市地域応援事業)過疎地域でのあなた体験談、取組みをお話しいただけませんか?」 (応募受付~2018年12月31日(月))

事業ホームページ

詳しくはこちらまで☞

http://ouen-nanto.jp/ (南砺市応援市民制度ポータルサイト)


2019年3月3日(日)開催 「(南砺市地域応事業)過疎地域でのあなた体験談、取組みをお話しいただけませんか?」詳細情報・応募フォーム

https://activo.jp/articles/71954

連絡先

  • 担当部局名
    市長政策部 地方創生推進課
  • 担当部局連絡先
    TEL: 0763-23-2002

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