戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)
若手ICT研究者等育成型研究開発
ICT分野の研究者として次世代を担う若手人材を育成することや、中小企業の斬新な技術を発掘するために、若手研究者(個人又はグループ)又は中小企業が提案する研究開発課題に対して研究開発を委託します。
プログラムの概要
以下の「若手研究者の要件」又は「中小企業の要件」のいずれかに該当する研究者が提案する独創性や新規性に富む研究開発課題に対して、研究開発を委託します。また、ビッグデータを利活用する上で、情報通信技術やビジネスの様々な分野における知識や能力を備えたビッグデータ分析の専門家(データサイエンティスト)が求められていることから、ビッグデータの利活用のための研究開発を推進することで、データサイエンティストの育成に貢献します。
- 若手研究者の要件
研究開始年度の4月1日現在において以下の(1)又は(2)のいずれかの条件を満たす研究者であること。
(1)39歳以下の研究者
(2)42歳以下の研究者であって、出産・育児・技術開発以外の職業に従事した経験等、研究に従事していない期間について研究開発課題提案書に記述して申請する場合
- 中小企業の要件
研究代表者が中小企業に所属すること。本事業における「中小企業」は、下表に示す「資本金の基準」又は「従業員の基準」のいずれかを満たす企業をいう。なお、本事業では、中小企業には所謂「みなし大企業※」も含む。
業種 |
従業員規模 |
資本金規模 |
製造業・その他の業種(下記以外) |
300人以下 |
3億円以下 |
卸売業 |
100人以下 |
1億円以下 |
小売業 |
50人以下 |
5,000万円以下 |
サービス業 |
100人以下 |
5,000万円以下 |
※資本金の2分の1以上を大企業が所有していたり、役員のうち2分の1以上を大企業が占めていたりする等、中小企業者以外により意思決定が可能で、実質的に大企業が支配している中小企業。
また、グループで提案する場合は、以下のいずれかの条件を満たすこと。
- 研究代表者が若手研究者の要件により提案する場合、研究分担者全員が若手研究者の要件のいずれかの条件又は中小企業の要件を満たすこと。
- 研究代表者が中小企業の要件により提案する場合、研究分担者は若手研究者の要件及び中小企業の要件を満たす必要はない。
- 研究開発経費
- フェーズI:1課題あたり上限300万円(間接経費別途配分)(*)
フェーズII:単年度1課題あたり上限1,000万円(間接経費別途配分)(*)
- 研究開発期間
- フェーズI:1か年度(*)
フェーズII:最長2か年度(*)
(*)予算状況等により変更することがあります。
若手研究者の要件による研究開発実施者としての採択回数は、2回までとします。なお、採択回数には、「若手ICT研究者育成型研究開発」及び「若手先端IT研究者育成型研究開発」において採択された回数を含みます。
「若手ICT研究者等育成型研究開発」 採択評価の主なポイント
全プログラムに共通な評価の観点に加え、以下の観点についても評価します。
- 以下のいずれかの観点で評価できる研究開発か。
- 若手ICT研究者の育成
- 中小企業の斬新な技術の発掘
- ビッグデータの利活用のための研究開発を通じて、ビッグデータ分析の専門家(データサイエンティスト)の育成への貢献が認められる課題に加点。
詳細は、公募に際して配布する「提案要領」をご覧下さい。
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