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会見発言記事

松本総務大臣閣議後記者会見の概要

令和5年3月28日

冒頭発言

  私から3件、ご報告を申し上げたいと思います。

政策評価に関する基本方針の一部変更別ウィンドウで開きます
 
  本日の閣議におきまして、各府省が政策評価の計画を策定する際の指針となる政策評価に関する基本方針の一部変更を閣議決定いたしました。
  今回の変更では、政策効果の把握・分析機能の強化を図り、政策の実施状況や効果の的確な把握の推進などに取り組むこととしており、これにより、新たな挑戦や前向きな軌道修正が行われるようになることが、望ましい行動として高く評価されることを目指してまいります。
  詳細は、行政評価局にお問い合わせください。
 
公的統計の整備に関する基本的な計画別ウィンドウで開きます
 
  2件目ですが、本日の閣議におきまして、令和5年度からの5年間の政府の統計行政の基本となる、新たな公的統計の整備に関する基本的な計画を閣議決定いたしました。
  データドリブン経済の到来を見据えて、公的統計が総合的で品質の高いものとなるよう、不適切事案を踏まえた品質管理の徹底に加えて、時代の変化に対応した有用な統計の整備や、数値目標を掲げてのオンライン調査の推進など、デジタル技術も活用して一層の取組を進めていくこととしております。
  詳細は、政策統括官(統計制度担当)にお問い合わせください。
 
遺留金等に関する実態調査別ウィンドウで開きます
 
  最後ですが、本日、遺留金等に関する実態調査の結果に基づき、厚生労働大臣及び法務大臣に対して勧告を行います。
  本勧告は、身寄りのない方がお亡くなりになられた場合の遺留金について、市区町村等が相続人に優先して、これを引き出し葬祭費用に充てることができる法的根拠を明示し金融機関に周知するなど、関係省庁と連携して必要な措置を講じていただくことを求めるものです。
  詳細は、行政評価局にお問い合わせください。
 
  私からは以上です。

質疑応答

携帯電話の通信障害対策

問:
  携帯電話各社の通信障害対策についてお伺いいたします。昨日、KDDIとソフトバンクが副回線サービスの開始を発表しました。NTTドコモも導入を検討しています。主たる対策とされる事業者間ローミングの実現には時間がかかることや、様々な課題があるため、事業者が別の対策を先行した形ですが、こうした動きの評価とローミング実現に向けて、総務省は今後どのように取り組むかお願いいたします。
答:
  携帯電話の通信障害対策は、重要な政策課題であると認識しております。今、ローミングと副回線サービスについてお話をいただきましたが、事業者間のネットワークを相互利用できるよう、総務省の有識者検討会におきまして、本年6月頃までに事業者間ローミングの具体的な導入スケジュールを策定いただく予定でございます。平行して、総務省として、技術基準の改定など、必要な制度整備を進めてまいりたいと考えております。
  また、通信ネットワークの障害の箇所によっては、ローミングが実施できないことも考えられますので、今回、KDDIとソフトバンクが発表した副回線サービスは、そのような場合でも通信を行えるバックアップ手段としても有用であると考えているところでございます。

問:
  これで会見を終わります。ありがとうございました。
答:
  はい。ありがとうございます。
大臣の動画はこちら別ウィンドウで開きます(YouTube)

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