1 固定通信
(1) 固定電話(NTT東西加入電話、直収電話、0ABJ−IP電話及びCATV電話)の契約数は5,684万(前期比▲0.2%)とおおむね横ばいとなっています。
固定電話におけるNTT東西のシェアは77.9%(前期比▲0.6ポイント)と減少が続いています。
(2) IP電話の利用番号数は2,983万(前期比+2.1%)と増加が続いています。このうち、0ABJ−IP電話については、利用番号数は2,251万(前期比+3.4%)と増加が続いています。シェアについては、NTT東西は63.9%(前期比▲0.7ポイント)と減少が続いているのに対し、KDDIは21.4%(前期比+1.1ポイント)と増加が続いています。
また、050−IP電話については、利用番号数は731万(前期比▲1.9%)と減少が続いています。シェアについては、NTTコミュニケーションズは39.9%(前期比+0.5ポイント)と増加しているのに対し、ソフトバンクBBは38.4%(前期比▲0.6ポイント)と減少しています。
2 移動体通信
移動体通信の契約数(MVNO含む)は1億3,643万(前期比+1.4%)と増加が続いています。携帯電話の契約数は1億3,162万(前期比+1.3%)と増加が続いています。また、PHSの契約数については、481万(前期比+2.3%)と増加が続いています。
携帯電話・PHSの契約数のシェアについては、NTTドコモは44.6%(前期比▲0.3ポイント)と減少が続いている一方で、KDDIは26.5%(前期比±0ポイント)と横ばい、ソフトバンクモバイルは22.3%(前期比+0.2ポイント)と増加傾向となっています。
なお、MVNO契約数については555万加入(前期比+6.3%)と増加しています。
3 インターネット接続
(1) ブロードバンドサービス※2の契約数は4,653.9万(前期比+11.3%)と増加が続いています。
(2) 3.9世代携帯電話パケット通信サービスの契約数は728.9万(前期比+101.5%)と大幅に増加しています。
(3) BWAの契約数は401.3万(前期比+31.7%)と大幅に増加しています。
(4) FTTHの契約数は、2,320.0万(前期比+1.6%)と増加が続いています。シェアについては、NTT東西は73.4%(前期比▲0.5ポイント)と減少、電力系事業者は8.9%(前期比▲0.1ポイント)とおおむね横ばい、KDDIは10.6%(前期比+0.6ポイント)と増加しています。
(5) DSLの契約数は、604.6万(前期比▲4.7%)と減少が続いています。シェアについては、ソフトバンクBBが39.1%(前期比+0.2ポイント)、NTT東西は34.7%(前期比▲0.1ポイント)とおおむね横ばいとなっています。
(6) 全ての都道府県でFTTHの契約数が増加し、全ての都道府県でDSLの契約数が減少しています。なお、ブロードバンドサービスの都道府県別契約数等の詳細については、
参考資料
のとおりです。
※1 総務省は、平成15(2003)年度から電気通信事業分野の競争評価を実施しており、その一環として事業者からの情報収集に基づき競争状況に関する四半期データを公表することとしています。
※2
ブロードバンドサービス |
FTTHアクセスサービス、DSLアクセスサービス、CATVアクセスサービス、FWAアクセスサービス、BWAアクセスサービス及び3.9世代携帯電話パケット通信アクセスサービス |
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FTTHアクセスサービス |
光ファイバー回線でネットワークに接続するアクセスサービス(集合住宅内等において、一部に電話回線を利用するVDSL等を含む。) |
DSLアクセスサービス |
電話回線(メタル回線)でネットワークに接続するアクセスサービス(ADSL等) |
CATVアクセスサービス |
ケーブルテレビ回線でネットワークに接続するアクセスサービス |
FWAアクセスサービス |
固定された利用者端末を無線でネットワークに接続するアクセスサービス |
BWAアクセスサービス |
2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム(WiMAX等)でネットワークに接続するアクセスサービス |
3.9世代携帯電話パケット
通信アクセスサービス |
携帯電話等を用いて3.9世代移動通信システム(LTE)でネットワークに接続するアクセスサービス |