総務省は、本日、情報通信審議会(会長:内山田 竹志 トヨタ自動車株式会社取締役会長)から、平成14年9月30日付け諮問第2009号「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」のうち「920MHz帯小電力無線システムの高度化に係る技術的条件」について一部答申を受けました。
1 背景
920MHz帯のアクティブ系小電力無線システムは、移動体識別(RFID)、スマートメーター、センサーネットワーク等に広く利用されています。近年は、センサーネットワークとして、従来のテレメータ・テレコマンドのような通信に加えて、省電力で長距離伝送が可能な狭帯域通信(LPWA)が普及しつつあり、アクティブ系小電力無線システムの需要が高まっています。本システムについて、システム間の周波数共用を図るため、我が国ではキャリアセンスの機能を備え付けることとしている一方、諸外国では、周波数ホッピング(FH:Frequency Hopping)やローデューティサイクル(LDC:Low Duty Cycle)の機能を備え付けることとしており、諸外国との調和を図る必要性が高まっています。
こうしたニーズを踏まえ、キャリアセンスの機能を要しないシステムの導入に必要な技術的条件について検討が進められてきたところ、本日、その検討結果について一部答申を受けました。
2 一部答申の概要
920MHz帯のアクティブ系小電力無線システムの一部答申は、
別紙1のとおりです。また、一部答申の概要は、
別紙2のとおりです。
別紙1及び別紙2については、総合通信基盤局電波部移動通信課(総務省10階)において閲覧に供するとともに配布します。
3 今後の予定
総務省では、本一部答申を踏まえ、関係規定の整備を速やかに行う予定です。
【関係報道資料】