総務省は、自動運転時代の“次世代のITS通信”研究会(第二期)(座長:森川 博之 東京大学大学院工学系研究科教授)においてまとめた「自動運転時代の“次世代のITS通信”研究会(第二期)中間取りまとめ(案)」について、令和6年7月17日(水)から同年8月21日(水)までの間、意見募集を行います。
1 概要
自動運転時代に向けて、情報通信技術を活用した高度道路交通システム(Intelligent Transport System:ITS)、特に、車と車、車とインフラなど車と様々なモノとの通信(Vehicle to everything:V2X通信)への期待が高まってきており、世界的にも、欧州・米国を中心として、V2X通信の実利用に向けた検討が活発に進められている状況です。
我が国においても、V2X通信については、国際電気通信連合(ITU)における国際的な議論などを踏まえ、周波数再編アクションプラン(令和4年度版)において、既存のITS用周波数帯(760MHz帯等)に加えて、5.9GHz帯の周波数の具体的な利用方策等について検討を行うこととしています。
このような背景から、総務省では、5.9GHz帯のV2X通信への追加割当てに向けて、令和5年2月に「自動運転時代の“次世代のITS通信”研究会」(以下「本研究会」という。)を立ち上げ、同年8月、「国際的な周波数調和や既存無線局との干渉などを勘案し、5,895〜5,925MHzの最大30MHz幅を目途にV2X通信向けの割当を検討する」旨の中間とりまとめ(第一期)を策定し公表しました。
本研究会では、中間とりまとめ(第一期)を踏まえ、5.9GHz帯V2X通信向け割当方針案、導入ロードマップ案の具体化を目的として、検討を継続してきたところ、今般、本研究会において、「自動運転時代の“次世代のITS通信”研究会(第二期)中間取りまとめ(案)」が取りまとめられましたので、本案に対する意見募集を行います。
2 意見公募要領