総務省は、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターと共に「デジタルアーカイブ支援ネットワーク(Digital Archive Network:DAN)」(仮称)の構築を目指した知識の共有、意見交換のための第3回DAN(Digital Archive Network)ワークショップを平成25年8月30日(金)に開催します。
1 開催趣旨
総務省は、平成23年2月から「知のデジタルアーカイブに関する研究会」を開催し、デジタルアーカイブ推進に向けた取組の方向性の検討を行ってきました。
同研究会では、図書・出版物、公文書、美術品・博物品、歴史資料等公共的な知的資産の総デジタル化を進め、インターネット上で電子情報として共有・利用できる仕組み(デジタルアーカイブ)の構築に向け、デジタル情報資源の流通促進に係る課題の整理を行い、デジタルアーカイブ間の相互連携の促進について議論を進め、「知のデジタルアーカイブ」の実現に向けた提言及びデジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドラインをとりまとめ、平成24年3月、公表したところです。
同研究会の提言を踏まえ、デジタルアーカイブの技術・知識・ノウハウ等を収集・蓄積しMLA(美術館・博物館(Museum)・図書館(Library)・文書館(Archives))間で共有・継承する機能等の役割を担う組織として、「デジタルアーカイブ支援ネットワーク(Digital Archive Network ; DAN)」(仮称)の構築を目指し、総務省は、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センターと共に、知識の共有、意見交換のため、第3回DAN(Digital Archive Network)ワークショップを平成25年8月30日(金)に開催します。
今回のワークショップでは、震災から時間が経過する中で懸念されている震災の記憶・記録の風化を防ぎ、どのように後世に引き継いでいくか、そのためにデジタルアーカイブをいかに構築・運用・利活用していくべきかを議論します。あわせて議論を通じて、アーカイブの構築・運営に関する関連機関や担当者のネットワークを構築することを目標としています。
2 日時、会場、主催者等
日時: 平成25年8月30日(金) 14:00-18:00
場所: 郡山総合運動場開成山野球場 会議室(福島県郡山市開成1丁目)
主催: 総務省、筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター
3 プログラム
14:00-15:30 デジタルアーカイブに関する講演
● DANの目指すところ
杉本重雄(筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター長)
● 東日本大震災アーカイブ福島協議会が目指すもの
〜東日本大震災アーカイブFukushimaでの実証成果より〜
菊池尚人(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任准教授)
● 国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)について
長崎理絵(国立国会図書館電子情報部電子情報流通課情報流通係)
● 総務省におけるデジタルアーカイブに関する取り組み
坂本公生(総務省情報流通行政局情報流通振興課課長補佐)
15:30-16:00 休憩
16:00-18:00 参加者全体による討議
● 福島における震災の記録・記憶を残す取組み
18:00 閉会
*プログラムは予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
4 参加者
総務省事業「東日本大震災アーカイブ」基盤構築プロジェクトに協力いただいた行政関係者を中心とした、震災アーカイブの構築・運用に関心のある研究機関、団体、民間事業者の方々
5 問合せ先
・メタデータ基盤協議会 (Eメール)meta-info<@>mi3.or.jp
*迷惑メール対策のため、「@」を「<@>」と表示しております。
送信の際は、「<@>」を「@」に置き換えてください。
・筑波大学 知的コミュニティ基盤研究センター (電話)029-859-1524
6 関係資料