総務省では、無線LANを安心して利用するための手引書として、「安心して無線LANを利用するために」(平成16年4月策定、平成19年12月改訂)を公表し、無線LANの利用における情報セキュリティ対策を促してきました。
今般、スマートフォンの急速な普及による無線LANの利用形態の変化等を受け、改めて、一般利用者向けの手引書を策定することとしましたので、その案について平成24年9月21日(金)から同年10月9日(火)の期間、意見を募集します。
1 背景
総務省では、無線LANを安心して利用するための手引書として、「安心して無線LANを利用するために」(平成16年4月策定、平成19年12月改訂)を公表し、家庭等における一般利用者及び企業等におけるビジネス利用者向けに、無線LANの利用における情報セキュリティ対策を促してきました。
しかし、近年、無線LANは、技術の進展に加え、スマートフォンの急速な普及によるスマートフォンからの無線LANの利用、スマートフォンによるWi-Fiテザリング
※の機能の利用等、利用形態の大きな変化が進んでいます。また、総務省の「スマートフォン・クラウドセキュリティ研究会」最終報告(平成24年6月)及び「無線LANビジネス研究会」報告書(平成24年7月)において、同手引書の改訂の必要性が指摘されているところです。
そのため、総務省は、民間調査機関に委託し、無線LANの情報セキュリティ対策技術の最新動向や利用形態の変化、「無線LANの情報セキュリティに関する検討会」
(別紙1)
における同手引書の改訂に関する調査研究を進めてきました。
※ スマートフォンを無線LANのアクセスポイント(親機)として利用し、携帯電話事業者のネットワーク等を使って、無線LAN対応のパソコンやゲーム機器等をインターネットに接続させる機能。
2 手引書策定の方向性
スマートフォンの急速な普及に伴い無線LANの利用者層が拡大していることから、本改訂に当たっては、情報セキュリティに関する知識を特段有していない方にもご活用いただけるよう、一般利用者向けに特化した形で現行の手引書を全面的に改訂し、改めて「一般利用者が安心して無線LANを利用するために」を策定します。
今般、同検討会における検討を踏まえ、総務省は「一般利用者が安心して無線LANを利用するために」の案を取りまとめたので、これに対する意見を募集します。
なお、サイバー攻撃等の情報セキュリティ上の脅威の増大を受け、一層の情報セキュリティ対策が求められているビジネス利用向けについては、より高度かつ専門的な内容を盛り込み、企業等が無線LANを導入・運用する際の手引書を、平成24年度内を目途に別途取りまとめる予定です。
3 意見募集要領
4 今後の予定
提出された御意見を踏まえ、「一般利用者が安心して無線LANを利用するために」を公表する予定です。
5 関係報道資料等