報道資料
平成30年2月1日
中国総合通信局
広島県内の病院における電波利用の実態調査
〈回答のあった病院の半数以上で電波トラブルが発生〉
中国総合通信局(局長:元岡 透)は、医療機関における安全かつ便利な電波利 用を推進するため、広島県内の病院における電波利用の実態についてアンケート調査を行いました。今後、この結果も参考にして、昨年設立した「広島県医療電波利用推進協議会」等を通じ、具体的な対策を推進してまいります。
近年、多くの病院において、携帯電話はもとより医用テレメータや医療情報をやり取りする無線LANなど様々な医療機器での電波利用が進む一方で、電波に関するトラブル事例も報告されています。そのため、中国総合通信局では、医療機関における安全かつ便利な電波利用を推進する「広島県医療電波利用推進協議会」を昨年9月27日に設立しました。
今回の調査は、同協議会等において、対策の検討を行っていくため、広島県臨床工学技師会の協力を得て、県内の病院における電波を利用した医療機器の利用状況、トラブルの発生状況、管理状況等をアンケートにより調査したものです。
【ポイント】
- 回答のあった44の病院のうち、41病院(93%)が電波を利用する医療機器を利用し、また、24病院(55%)で電波に関するトラブルが発生。
- 電波を利用する医療機器及びトラブル発生は、いずれも医用テレメータが最多。
- 電波を利用する医療機器の管理を「納入業者任せ」や「何もしていない」病院が4割(44%)。
- 管理上感じていること、困っていることとして、トラブルの原因や解決方法等の情報不足の回答が多い。
別紙:広島県内の病院における電波利用の実態調査
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