総務省及び国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、平成30年3月7日(水曜日)、8日(木曜日)の2日間、東京都内で「総務省・NICT Entrepreneurs' Challenge 2Days」を開催しました。
7日(水曜日)は、全国から選抜された学生がビジネスプランを発表し競い合う「起業家甲子園」が実施され、北海道地区代表の15才、長滝谷 晋司(ながたきだに しんじ) さんが精神障害がある人の雇用を促進するマッチングアプリ「Tech Job Producted by Shinji Nagatakidani」をプレゼンテーションしました。
高校1年生での出場でありながら、しっかりと社会ニーズを分析したもので、今後に期待が持てるビジネスプランでした。
8日(木曜日)には若手または地域発の有望ベンチャー企業が資金調達・販路拡大などのビジネスマッチングを促進するためのビジネスプランの発表を行う「起業家万博」が開催され、全国から8チームが出場しました。
北海道代表のアクアコスモス株式会社の代表取締役 岩根 弥生(いわね やよい) 氏が、提案プランの「3D 空間座標データベースのアーカイブサービス事業」についてプレゼンテーションを行いました。このプレゼンテーションでは、3D座標付きの実写映像で「もう一つの地球を作る」ことをビジョンに掲げ、車に取り付けたカメラで撮影した360°全天球映像を画像処理し、空撮・屋内・屋外・地下・地上全ての映像が高精度にシームレスにつながる3D地図を提供するサービスが紹介されました。
審査の結果、岩根氏の提案プランに、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社、株式会社NTTデータ、富士通株式会社の各社から「協賛企業特別賞」が授与されました。
北海道総合通信局は、今後も、起業家甲子園、起業家万博などのビジネスプランに対するメンタリングなどを行い、ICTベンチャーの担い手となりうる若手人材の育成に努めるとともに、情報通信分野の中小・ベンチャー企業などに対する支援を推進していきます。
「総務省・NICT Entrepreneurs’ Challenge 2days」に関する詳しい情報は、こちらのURLからご覧になれます。
http://www.nict.go.jp/venture/index.html
《※上記URLは国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が運営管理するウェブサイトです》